認知心理学

簡単な問題だと直感は合理的な思考を奪ってしまう!?

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例えば、普段クイズ番組を観ていて、簡単そうな問題にすぐ答えがわかり、実は間違いだったというような経験はありませんか。

 

別に、クイズ番組でなくても、日常の些細な問題でも、見えている情報以外に目を向けずに判断をして間違うこともあると思います。

 

こういう多くの間違いは、正しい答えを出すのが簡単ではなく、間違った答えを簡単に見つけられることから生じるのです。

 

どいうことなのか具体的な例を見てみましょう。

 

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簡単に出せる答えは、実は間違い!?

行動経済学者のダニエル・カーネマンとエモイス・トヴェルスキーは、被験者たちに次のような人物について書かれた文章を読んでもらった。(1)

 

リンダは33歳の独身で率直な話し方をするとても聡明な人だ。学生時代には哲学を専攻し、差別や刑事司法の問題に深い関心をもち、反核デモに参加したこともある。

 

被験者は、それからリンダがその後の人生において、様々な活動や職業に従事した可能性がどれくらいあるかと尋ねられた。

 

特に、次のような活動や職業に就いた可能性の順位をつけるように求められた。

 

小学校の教師、精神障害者のためのソーシャルワーカー、女性有権者同盟のメンバー、フェミニスト運動の活動家、銀行の出納係、保険外交員、フェミニストを行う銀行の出納係。

 

回答においての目立った点は、ほとんどの被験者が、リンダは単に「銀行の出納係」であるよりも「フェミニスト運動を行う」銀行の出納係である可能性が高いと考えていたことだった。

 

ようは、文章を読んで、無意識にリンダがフェミニスト運動に関心を持っているというイメージがついてしまったからです。

 

ですが、少し考えてください。

 

「銀行の出納係でフェミニストの運動を行う」人は誰でも必ず銀行の出納係です。

 

したがって、前者より後者の方が可能性が高いということが言えます。

 

ちょっと一言

お分かりいただけたでしょうか。

 

リンだが様々な社会活動をしていたことと、現在フェミニスト運動をしているかどうか全く関係ありません。

 

これが思い込みなのです。

 

ですので、簡単に答えが出てしまった時は、「いや、待てよ」と立ち止まって考えてみることが大事です。

 

わかりやすい答えは、実は間違っているかもしれませんので。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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