認知心理学

目撃証言の心理学!~実験でわかったのは嘘はついてないが・・・~

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目撃証言、心理学、実験、嘘

 

前にも記憶違いについての記事を書きましたが、どうやら人間の記憶ってそこまで頼りにはならないみたいです。

 

だから、人に人生を左右するような目撃証言は安易にはしないほうが良いと思います。

 

逆に普段から自分の記憶は結構いい加減だなと思っておいた方が、トラブルにもなりにくいかなとも思います。

 

だからといって、物事をいい加減に覚えておいても良いとは言っていませんので、覚えるべきものはメモをしておくなりしておくのが良いです。

 

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目撃証言は結構いい加減!

ヴァージニア大学心理学者チャド・ドッドソンたちは、記憶のミスについて実験を行った。(1)

 

被験者たちに強盗と景観の追跡シーンの動画を見てもらい、アンケーに回答してもらった。

 

アンケートの質問の中には、実際にその動画に含まれている内容と、動画とは関連があるが動画自体には含まれていないものもあった。

 

例えば、警官が銃で発砲したとか、強盗は銃を持っていたという内容が質問に含まれていたが、どちらの出来事も動画には映されていなかった。

 

次に、研究者たちはどの出来事が動画内だけで起きたのか、アンケート内だけで起きたのか、どちらでも起きていないのかを思い出すように指示をした。

 

その際、被験者たちを迷わせるためにアンケート内にかかれていることが動画内に必ず起きたと限らないことを協調して告げた。

 

その結果、17~23歳の被験者は、回答に自信がないと答えた場合に記憶ミスを犯し、動画の情報とアンケートの情報に対し混同していた。

 

例えば、動画内には起きていなかったがアンケートにあった銃撃について「あった」と回答していた。

 

一方、60~79歳の被験者も記憶違いをしていたが、彼らの場合、自信があると答えた人の方がミスを犯す傾向が強かった。

 

どっちにしろ記憶はミスは起きやすんですね。

 

若い人は自信がなかったらミスをしていると思えばいいですし、ご年配は自信があったら逆に「まてよ」と考えた方が良いみたいですね。

 

そして、記憶は起こったことだけではなく、起きていない出来事も勝手に作り上げてしまうようなのです。

 

ポジティブよりネガティブの方が・・・

マウントロイヤル大学の研究者たちは、記憶の歪みについて調べるために、関連性のある単語リスト(看護師、病気、薬など)を見せ、後でどの単語があったか、なかったかを聞くというシンプルな実験を行った。(2)

 

この際、後で見せる単語の中には、「医師」などのような囮としての単語も選択肢の中に紛れ込ませた。

 

その結果、ポジティブな気分でいる被験者は、もともと見せられていない「医師」という単語を思い出す可能性が高くなった。

 

ちなみに、ストレスや興奮状態でいる時も記憶を歪めることがあった。

 

一方で、気分が多少ネガティブな被験者は。「医師」という単語が含まれていなかったことを思い出せた。(3)

 

これを記憶の錯誤といい、良い気分が記憶を歪めてしまうのです。

 

何でもかんでもポジティブが良いというわけではないということですね。

 

僕みたいに、不安になる人の方が逆に事実を歪めないみたいなので、この場合はネガティブの勝ちですね。

 

また、歪められるのは記憶だけではなく、時系列までも歪めてしまうのです。

 

ニューヨーク大学の心理学者たちは、「感情や記憶が邪魔するせいで、私たちは1日の中で見た人たちの顔の時系列を度々覚え間違いをしてしまう」と説明。(4)

 

人間の記憶って結構いい加減なのですね。

 

ちょっと一言

覚えていなければいけないことはメモをしたり、勉強しておけばある程度正しい記憶にはなりますが、大半のことは記憶違いをしていると思った方が良いみたいですね。

 

逆にそれをひっくり返して、アイデアなんかを出そうとして、煮詰まった時に1回忘れて何日か経ったらもう1回同じ問題解決などのアイデアを出してみると、全然違う発想にたどり着けることもあります。

 

なぜなら、仮に憶えていたことがあったとしても、それは結構記憶を違いをしているので新たな視点でものごとを見られるようになっているからです。

 

そういう風に使えると思えば、記憶のミスも一概に悪くないですよね。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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