認知心理学

子ども向けのヘルシーな宣伝って効果があるの!?

投稿日:2021年11月21日 更新日:


 

今回は子供向けのヘルシーな宣伝の効果についてです。

 

子供をターゲットにした食べ物の広告を規制する動きは以前からあり、効果を上げているようです。

 

スウェーデン、ノルウェー、カナダ、イギリスではすでにそうした対策が取られていて、その結果、ファストフードの消費量が減ったという報告があります。(1)

 

残念ながら表現の自由を何よりも大切にするアメリカでは、政府による規制は支持を得られていません。

 

アメリカが食べ物の広告を規制するのはこの先も難しいようです。

 

しかし、大企業に対して、子供向けにヘルシーな食べ物を提供するように働きかけたらどうなるでしょうか。

 

その方が現実的で効果があるかもしれません。

 

スポンサーリンク
 

 

ブランドのロゴを入れることで!?

ある実験では、子供たちは、マクドナルドのロゴ付きのパッケージに入ったニンジンの方が、無地のパッケーにジ入ったニンジンよりもおいしいと評価した。(2)

 

現在、マクドナルドのハッピーセットには、ブランド名がキューティーズというクレメンタイン(小型のオレンジ)がついています。

 

他にもヘルシーな食べ物にかわいらしい名前を付けて提供するのは難しいことではないでしょう。

 

子供向けの市場で健康的な食べ物を強化すれば、大手ファストフード点や生産者にとっても、利益になるはずです。

 

名ブランドと楽しさを組み合わせれば、双方が満足できる結果につながることでしょう。

 

幸い、楽しい要素だけでも子どもたちを健康的な選択肢に向かわせることができます。

 

ラベルを工夫すると!?

2015年、8歳から10歳の子も200人を対象に調べたところ、うち60%の子供が、同じヨーグルト、果物、グラノーラでも、普通のパッケージや健康に良いといったフレーズがかかれたラベルのついたものより、笑ったオウムが、子供の好きそうな名前付きで描かれるなど、楽しい気分にさせるラベルがついているもの方を美味しいと評価した。(3)

 

ただし、描かれているキャラクターも重要なようです。

 

別の研究者の調査では、プリンターの印刷の品質の評価するという名目で小学生と中学生を集めて、ゼリービーンズをまるまるとしたキャラクターにしたものを描いた紙と、同じキャラクターで細目にしたものを描いた紙を見せ、アンケート後にお礼と言ってキャンディーやクッキーを出したところ、前者の子供は後者の子供に比べて倍以上お菓子を食べた。(4)

 

太ったキャラクターは、子供の過食のスイッチを入れたり、楽しい気分にさせたりするようですね。

 

いずれにせよ、こうした画像は食べ物の広告とは関係なくても過食に拍車をかけてしまうのです。

 

しかし、このキャラクターを使った調査では、まるまるとしたキャラクターを見せる前に、「健康的に良いものを考えてみて」と、家の中で遊ぶのと外で遊ぶのとどちらが健康に良いのか、あるいは牛乳と炭酸飲料はどちらが良いのかといったことを考えさせられた子どもは、お礼のお菓子を食べすぎなかった。(5)

 

手始めに、学校の廊下や食堂にポスターを貼って、健康に対する意識を喚起するのも良いかもしれません。

 

ボルディモアで行われた実験は、こうした取り組みの有効性を後押ししています。

 

ジュースを飲ませない広告!

砂糖入りの飲料売り場に「炭酸飲料やフルーツジュースのカロリーを消費するには、8キロ歩かなければならない」と貼りだしたところ、目に見える効果があり、近所の子供たちは砂糖入りの飲料の代わりに水を買った。

 

ちょっと一言

大人であろうが子どもであろうが、様々な方面から食べ物に関連したメッセージを受け取って、それから大きな影響を受けて行動しているのです。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

-認知心理学

執筆者: