認知心理学

人の幸せを喜べない心理になる理由とは?~他人(後輩、友人)の成功が喜べない、妬ましいなど~

投稿日:2018年9月10日 更新日:


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よく、人と比べないほうが幸せに生きられるなんて言われていますが、人と比べてしまうのが人間の悲しい性です。

 

そして、中には人と比べても、人の幸せなどを喜べる人とそうではない人たちがいます。

 

その違いは一体何なのでしょうか。

 

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人の幸せを喜べない理由!

心理学者のリチャード・スミスたちは、他人に起こっている良い出来事や悪い出来事に対する感情的な反応が、自分の経験とこれらの出来事との比較によって、どう影響を受けるかを調べた。(1)

 

まず、女子学部の学生に知的能力のテストを受けてもらったが、この実験の目的について彼女たちは試験のフィードバックを得る方法を評価するためのものだと思い込まされていた。

 

また、彼女たちとは別の学生が知能検査を受けて、その結果を異なる方法で受け取った(口頭か文書で)。

 

実験に参加した学生は、この様子を観察してフィードバックの効果を評価する、という段取りだった。

 

ところが、この研究の(実験が終わると明らかにされる)本当の目的は、テストを受けた参加者の相対的なパフォーマンスが、他の学生のパフォーマンスに対する感情にどのような影響を及ぼすかを検証することにあった。

 

この点を調べるために参加者には、同じテストを受けてもらった。

 

その表向きの目的は、テストを受ける学生の経験がわかるような立場になってもらうというものだった。

 

その後、他の学生に渡されるフィードバックの評価の一部として、評定者自身の感情(「それについて嬉しい」「それについて悲しい」への)への回答が求められた。

 

さらに、参加者と観察される学生の知能検査の出来不出来はランダムに配られた。

 

例えば、自分が低い得点のフィードバックを受けた時、観察された学生も低い得点だった場合は、彼女らに対して同情を示す結果が得られた。

 

また、観察される学生が失敗した時は、参加者が成功した時よりも失敗した時の方が、その学生に対しての悲しみの程度は低かった。

 

一方、観察される学生が成功すると、参加者が成功した時よりも失敗した時の方が、その学生に対する喜びの程度は低かった。

 

結果は、参加者の相対的なパフォーマンスが、パフォーマンスの高い他の参加者にとってどれほど幸せであるか、そしてパフォーマンスの低い他の参加者にとってどれほど悲しいと感じるかに影響を与えたことを示した。

 

参加者の自主的な誇りと恥の感情は、他の参加者の相対的なパフォーマンスにも影響された。

 

つまり、自分が相対的に成功を収めている時は、誰かの失敗を悲しむのは容易く、しかし一方で自分が相対的に失敗している場合の時は、他者の成功を喜ぶのは難しいということです。

 

ちょっと一言

他人の成功を喜べるよりは、相手より自分がうまくいっている時にしやすいということがわかりました。

 

とは言っても、何でも上には上がいるので切りがないというのも事実だと思います。

 

そう考えると、ある程度の人間関係やお金がないと妬みやすくなったりすると思うのですが、人並みくらいになれば(相対的に同じような人と付き合えば)、他人の成功を、幸せを喜べると思います。

 

今回のポイントはなんと言っても相対的です。

 

ですので、自分がうまくいっていない時は、もっとうまくいっていなかった偉人のストーリーなんかを読むと、相対的にまだ自分はうまくいっている方なんだと思え、やる気が出て、前に進むことができます。

 

そういう時は何か読んでみるようにするのもいいと思います。

 

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執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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