認知心理学

客観的な視点で考える、物事を見る思考は大事!~客観視のメリットをわかりやすく~

投稿日:2018年8月28日 更新日:


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物事を客観的な視点で見ることは大切です。

 

ですが、多くの人は自分は客観的に考えられていると思っているのではないでしょうか。

 

人間には、常に思い込みが付きまとうものです。

 

その思い込みがどういうものかがわかれば、より客観的な視点に立つことができると思いませんか。

 

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客観性を失わせるのものとは?

カンザス大学の心理学者、ダニエル・ハドソンは、必ずしも共感は道徳に結び付かないという実験を行った。(1)

 

研究者は、これまで共感が他者の援助を動機づける「共感=利他主義」を擁護してきたが、共感が必然的にポジティブな結果を生むとは主張していなかった。

 

その主張は、「共感に喚起された利他主義は、道徳的なものでなければ反道徳的なものでもなく、没道徳なのものだ」と。

 

実験では、大多数の人が間違っていると考えるはずの回答に、共感に導かれるように設定した。

 

まず被験者は、、不治の病にかかっている子供が最後の日々を気持ちよくおぜん立てする、クオリティ財団という慈善団体について聞かされた。

 

それから、順番待ちリストに掲載されている子供たちへのインタビューが行われる旨を告げられる。

 

その際、低共感実験群の被験者は、「客観的な視点からインタビューを聴いてください。インタビューを受けている子供たちどう感じているかにはとらわれず、客観的で公平な立場を貫いてください」と。

 

また高共感実験群の被験者は、「インタビューを受けている子供が、起こった出来事についてどう感じているのかを、そしてそれがその子供の生活にどんな影響を及ぼしているのかを想像しながら話を聞くようにしてください。その子供がいかなる困難を耐えているかを、そしてその結果どう感じているのかを、自分でも十全に感じ取るようにしてください」と指示された。

 

インタビューは、シェリー・サマーズという名前の「非常に勇敢で聡明な十歳の」少女に対して行われた。

 

彼女が呈する末期症状についての詳細な説明が終わった後、彼女自身がいかに、クオリティライフ財団のサービスを受けたかを語った。

 

それから被験者は、彼女を順番待ちリストの上位に割りこませるための例外的な申請を出すかどうかを尋ねられた。

 

その際、この申請が認められれば、現時点で上位にいる他の子供たちが、その分待たされることになると念を押した。

 

その結果、低共感実験群の被験者で彼女を上に割りこませようとしたのは3分の1だったのに対し、高共感実験群の被験者は、4分の3もそうした。

 

つまり、効果としては、スポットライトみたいなようなもので、周りが見えずその子供だけがかわいそうに思えてくるのです。

 

これが客観的に物事を見えなくするバイアスみたいなものです。

 

ですので、共感がないと人助けはできないという人は、このスポットライト的な性質を素晴らしく感じてしまうのでご注意してください。

 

ちょっと一言

共感が客観性を失わせることがわかりました。

 

だからといって、共感が必要ないとは言っていませんので。

 

それから、このスポットライト的な性質は、日常的に映し出されています。

 

その最たる例が、ニュースです。

 

事件、事件を頻繁に取り上げていますが、ごく一部であることは間違いありません。

 

客観的な視点を持つためには、共感はしないことです。

 

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執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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