認知心理学

モラルライセンシングとは?~良いことをすると・・・~

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モラルライセンシング

 

例えば、ダイエットをしようと決意し運動した後にお菓子をよく食べたり、ボランティア活動に参加した後、羽目を外しすぎてまったりと・・・

 

なんていう経験はありませんか。

 

これを心理学では、「モラルライセンシグ」と言います。(1)

 

つまり、良いことをすると自分に甘くなったり帳尻を合わせようとするのです。

 

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エコ商品を買うだけで・・・

トロント大学の研究者たちは、最初の実験で被験者たちに全般的に“エコ”な商品群(エネルギー効率の高いなど)、または全般的に普通の商品群(通常の電球など)のいずれから、一つの商品を選択するように指示した。(2)

 

その後、それとは無関係な視覚的課題を実行するように言われ、対角線で仕切られた四角形がコンピュータスクリーンに映され、20個のドットが点滅していた。

 

被験者たちはキーを押して、画面の真ん中の線の左右のどちらの側にドットが多いかというシンプルな問題に答えた。

 

正解は常に一目でわかるようになっていて、実験者たちはテスト結果が将来の実験の設計に利用されるのでなるべく正確に答えてほしいと協調して頼んだ。

 

被験者たちは答えが正しいかどうかに関わらず、左と答えた場合は0.5セント、右と答えた場合は5セントがもらえると伝えられていた。

 

つまり、研究者たちは金銭的な動機をエサとしてまいておいたわけです。

ですが、そこは仕切られていた空間でしたので嘘が指摘される心配もなく、さらに封筒から自分で報酬を受け取るように言われていたので、お金を盗む機会すらあったのです。

 

その結果、“エコ”商品を購入した人たちは普通の商品を購入した人たちに比べ、嘘をついたり盗みを働くケースが著しく高まった。

 

ようは、倫理的な行いをするとちょっとくらいずるをしてもいいかというライセンスを自分に与えてしまっているのです。

 

そして、行いに限らず、想像しただけでもモラルライセンシグ効果が生じることもあるようです。

 

イメージするだけでも!?

次の実験では、半数の被験者は講義を理解する手助けを求めている外国人学生を助けるところをイメージするように言われた。

 

その後、慈善団体に寄付をする機会を与えられると、彼らはそういう想像をしなかった被験者に比べ、寄付金額が大幅に少なかった。

 

これは想像に限らず、口で言う時にも同じことが起こる可能性があります。

 

ちょっと一言

この効果は、実際に良いことをするというよりは外面や気分を重視する傾向にあります。

 

例えば、LED電球を買ったのだからちょっとくらい贅沢しても良いだろうと考えても、人間的な価値は下がりません。

 

また、良いことと悪いことの大小もあります。

 

例えば、何らかのプロジェクトがうまくいき、ちょっとみんなで飲みに行く分には良いです。

 

ですが、エコ商品をたくさん買い、結局捨ててしまったらこれは有害であると言わざるを得ません。

 

まぁ、喩えなので極端には言っていますが。

 

ですので、みなさんも何か良いことをして気分が良くなったなと感じた時は、モラルライセンシグ効果を意識してみてください。

 

そうすれば、防げます。

 

ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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