認知心理学

市場原理のデメリットは単純にモラルを低下させちゃうぞ!という研究

投稿日:2019年6月7日 更新日:


 

「市場原理」と聞くと、嫌なイメージを持たれる方もいるんじゃないでしょうか。

 

もちろん、それがあるから経済が回り、みんなの生活が安定しているのも事実です。

 

ただ、何事もそうですが、物事には二面性があります。

 

今回、紹介する研究はお金について考えるとモラルが低下してまうというものです。

 

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命とお金を天秤にかけると・・・!?

ボン大学の研究者たちは、129人の参加者を集め、人がどれくらいネズミの命を救う気持ちがあるのかを調べた。(1)

 

参加者には、「研究施設で不要になったネズミを殺すことになりました」と伝えた。

 

そこで、2つの選択肢を提示した。

 

選択肢1:10ユーロをもらう

 

選択肢2:10ユーロをもらわずに寄付をすればネズミの命は助かり、寿命まで飼育される。

 

ちなみに、この実験は見せかけではなく選択した通りになった。

 

参加者には前もって、ネズミがまだ若くて健康であること、平均寿命が2年ほどであることを説明し、ネズミの生態系や殺処分の方法についての動画を見てもらった。

 

その上で選択してもらった。

 

その結果、46%の人たちが現金をもらうことを選択した。

 

つまり、約半数の人たちにとってネズミの命は10ユーロ以下でしかないことがわかった。

 

さらに、研究者たちはこの実験に「市場原理」を導入した。

 

参加者には、「売り手」と「買い手」に分かれてもらい、ネズミの命を救うか、各10ユーロずつもらうかという仮想的な取引を行ってもらった。

 

その結果、75%の確率で取引が成立した。

 

つまり、前の実験より多くの命が奪われることがわかった。

 

研究者たちは、「取引現場ではたくさんの人がいるため、それだけで罪悪感が分割される。また、周囲の人がネズミの命を犠牲にしているのを見れば、モラルはさらに低下しやすくなる。そして、マーケットが存在するという事実自体が、ネズミを犠牲にするという選択があり得るという社会シグナルとなっている」とコメント。

 

お金で命が犠牲になるんですね。

 

これってかなり危ないですよね。

 

ネズミの命なら良いとは言いませんが、これって人間にも当てはまるような気が僕はします。

 

過去の歴史を振り返れば、誰でもそう思うのではないでしょうか。

 

ちょっと一言

お金とネズミの命を天秤にかけた時、半分の人が10ユーロを選んだのは正直びっくりしました。

 

お金について考えると、命を犠牲にしてもいいという人間の心理があるように思いました。

 

ですので、多分モラルが必要なことを考える時は、お金については考えないようにするのが無難だと思います。

 

だからといって、お金は悪かと言えば、そんなことはありません。

 

経済を回すためにはどうしてもお金がいりますし、役に立っています。

 

まぁ、例えば包丁で料理するのはいいですが、これを人に向けてはいけないのと同じように、お金も使いようだっていうことです。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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