認知心理学

プラシーボ効果とは?その意味と心理学の例!~信じる者は救われる~

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プラシーボ効果、意味、心理学、例

 

プラシーボ効果とは、思い込みのことです。

 

例えば、お腹が痛くてお医者さんから薬をもらって、それが仮に小麦粉を丸めたものであっても、それが効くんだと期待すれば、本当に治ってしまうという効果のことです。

 

まさかと思うかもしれませんが、良いことを期待すると、脳は不安の減少や報酬という感覚を抱きます。

 

さらに、それはれっきとした生理機能にも表れるのです。

 

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期待が痛みを緩和する!?

2007年、コロラド大学の心理学者トール・D・ウェイジャーたちは、薬で痛みが和らぐかを期待することによって、それが偽薬であっても、脳内で実際に痛みが和ぐ神経化学物質(オピオイド)が放出されるかを実験した。(1)

 

研究者たちは、被験者たちの皮膚に不快感を抱くレベルの熱を与え、2種類の軟膏のいずれかを手渡した。

 

ところが、実際には全く同じ軟膏だったが、一方のグループには痛みを和らげると説明し(偽薬)、もう一方のグループには何の効果もないと説明した。

 

その結果、痛みを和らげられると期待した被験者たちの脳はオピオイドで満たされていた。

 

つまり、期待することによって、鎮痛作用のあるオピオイドが自然に分泌し、その結果、痛みが和らいだのです。

 

信じれば、救われる!

2015年、ハーバード・メディカルスクールの研究では、プラシーボ効果をより詳しく実証した。(2)

 

まず、被験者たちに痛みを和らげるという3種類の全く同じ軟膏が渡した。

 

一つ目は「リドカイン」と書かれていて、被験者たちは痛みの緩和を期待した。

 

二つ目は「カプサイシン」(唐辛子の有効成分)と書かれていて、被験者たちは痛みの悪化を予期した。

 

三つ目は「中性」と書かれていて、被験者たちは痛みの緩和も悪化も期待しなかった。

 

その結果、痛みの悪化を予期した被験者たちの脳では、「嫌悪」や「不安」を処理する脳の領域の活動が高まることがわかった。

 

一方で、痛みの緩和を期待した被験者たちの脳では、報酬中枢が高まった。

 

要するに、期待することで痛みが軽減されたということです。

 

まさに、「信じる者は救われる」という言葉は脳科学的にも正しいのです。

 

ちょっと一言

偽薬でも、それが痛みを緩和してくれると期待すれば、痛みが軽減されることがわかりました。

 

ですので、コーヒーを飲んだからやる気になってきたとか思えば、本当にそうなっていくのです。

 

ただし、サプリメントでもプラシーボ効果は期待できますが、体に良くない物が入っているものもあるのでおススメはしません。

 

それから、テストで良い点をとることを期待しても、プラシーボ効果にはなりませんのでご注意をしてください。

 

それよりは、例えば魚を食べて、オメガ3を摂取したから勉強がはかどりそうだと思って勉強した方が、結果的に勉強がはかどって、良い点を取れることはあると思います。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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