認知心理学

人の顔を覚える時に人は顔の特徴か人種の特徴かどちらで覚えようとするの!?

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今回は、人種の違いによって顔の記憶のしやすさって変わるの?

 

つまり、僕たちは日本人ですが、日本人の顔ならパッと見せられても何人かはすぐに覚えられるはずです。

 

ただ、これが外国人になると結構難しなと思いませんか。

 

これは実は脳の機能が根本的にそうなっているようなのです。

 

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自分と似ている髪型だと顔は覚えやすい!?

テキサス大学エルパソ校のロイ・S・マルパスたちは、人によって同じ顔に対する反応が変わるのか調べた。(1)

 

まず、顔面合成構築キットを使いコンピューターで生成された人種的に曖昧に見える顔をラテン系の参加者に見せた。

 

その際、研究者たちはアフリカ系アメリカ人によく見られる髪型とラテン系アメリカ人によく見られる髪型をした同じ顔の人を提示した。

 

そして、どちらの顔に見覚えがあるかと尋ねた。

 

その結果、参加者たちはラテン系アメリカ人の髪型をした人、つまり自分たち自身と同じ集団に属していると認識した顔を記憶していることがわかった。

 

つまり、参加者たちはそれらの顔を黒人であると思わせる髪型をした同じ顔よりも簡単に覚えることができた。

 

自分と同じ人種の特徴があると、それだけで覚えやすくなってしまうみたいですね。

 

そして、それは脳科学でも明らかになっているようです。

 

脳は人種によって顔を見た時に反応が変わる!?

スタンフォード大学のレントLヒューズたちの研究では、白人の参加者は白人の顔を見せた時よりも黒人の顔を見せた時の方が、顔の処理に特化した脳の領域での脳活動が少ないことがわかった。(2)

 

この反応は、脳がそれらの顔をカテゴリー的にしか見ていないことが明らかになった。

 

そして、何種類もの白人の顔が提示された際、参加者たちの神経細胞はそれぞれの顔に対して活発に反応していた。

 

白人の顔に対して神経細胞の反応が弱まり始めたのは、同じ顔を何度も見せられた後のことだった。

 

つまり、目新しさがない刺激に対しては、脳は情報を遮断し始めた。

 

ちなみに、研究者たちはこのように繰り返された刺激に対して反応が弱くなることを「反復抑制」と呼んでいる。

 

また、参加者たちが初めて見る黒人の顔に対しても反復抑制が見られた。

 

異なる黒人の顔を一枚ずつ提示したにもかかわらず、白人の参加者たちはあたかも全て同じ刺激であるかのように、それらの顔を分類的に処理してしているように見受けられた。

 

つまり、彼らの脳はそれぞれの家独自の個性的な特徴ではなく、「黒人、別の黒人、また別の黒人、また同じことの繰り返し」といように、提示されていたある種のカテゴリーに反応していただけだった。

 

そして、いったん外集団としてカテゴリー化された顔はそれほど深く処理されず、注意も払われていなかった。

 

ちょっと一言

ということは、こういうことって遺伝子によってコントロールされているのかはわかりませんが、人間って「自分のような」人をなるべく早く認知するようにできているということですよね。

 

で、多分これは白人だからとかではなく、どの人種でも起こり得るのかなーという気がします。

 

というのも、よくオリンピックとかで「外国人は見分けがつかない」「同じ顔をしている」みたいなことを言う人がいるかもしれませんが、それは脳が同じカテゴリーにしか分けていないからそういうことが起こるのです。

 

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【Yoske】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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