認知心理学

自己奉仕バイアスとは?~原因と意味について~ 

投稿日:2017年4月17日 更新日:


自己奉仕バイアス、原因、意味

 

パチンコや競馬などで勝った時のことは良く覚えているが、負けた時のことはすっかり忘れている。

 

テストの点数や成績が良かったことは覚えているが、悪かったことは完全に忘れている。

 

そんな経験ありませんか。

 

心理学では自己奉仕バイアスと呼ばれています。

 

ちなみに僕は学校の勉強自体に何の努力もしませんでしたのでいいも悪いもありません。が、ちょっとよかった時は単純にラッキーだったので覚えています。

 

後で書きますが、人間は自分と近い人と比較します。

 

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メリットとデメリット

・メリット

自分に嘘をつくのは自尊心を保つため。だから自分を高く評価する。そのことでネガティブな心理状態になることから自分を避けている。つまり自信を喪失してしまい、何もできなくることを防いでくれている。

 

・デメリット

1990年代、多くの実験でわかったのは人間は成功すると、自分の手柄だと思い込み、失敗すると、誰かのせいにしたり、運が悪かったとか自分以外のせいにしがちだった。

 

これって人間関係を破滅させる要因になるかもしれないので意識した方が良いと思います。

 

また、アン・ウィルソンとマイケル・ロスという研究者が行った調査では、昔の自分の能力を低く見積もり、今の自分を過去の自分の3倍称賛していることがわかった。

 

※3倍、能力が高くなっているかと言えば、それは別です。

 

あなたはそれほど正直!?

別の研究では人はほとんど、全員が人より有能で、同僚より仕事ができ、友人より幸せな人生を送って、他の家庭よりうまくいっている。

 

「いや、そんなことは全く思っていない」と思ったでしょ?

 

他の人より正直だと思いませんでしたか。

 

このことを優越の錯覚と言います。

 

思い込みで難しいことも簡単に

ニューヨーク大学のスターン・ビジネススクールのジャスティン・クルーガーは被験者が優越の錯覚に陥りやすいのはこれからやる課題が簡単だと知った場合だった。

 

そう思うように誘導されたあとで、自分の能力を評価してもらうと、人は平均以上にできたと答える。

 

ところが、難しいと言われると平均以下だと自分を評価。

 

つまり課題は同じでも、簡単か難しいか、どちらかに傾くことによって自分の評価が変わってしまうっていこと。

 

普段の生活でも不安に感じているが、やらなければならないことは簡単にできるところから始めて、1つずつクリアしていくのがポイント。そして、簡単だと思えるようになれば、優越の錯覚も助けてくれるというわけ。

 

果たして自分は人気者か

自己保守理論を作ったエイブラム・テッサーの研究では人は自分の成功や失敗や価値を判断する時は友人、同僚、家族、親せき、先生のそれらに注目する傾向があるという。

 

そりゃそうですよね。ハリウッドスターや一流のプロスポーツ選手と比べたら、メンタルはボロボロになるのは間違いないですから。

 

話がそれましたが、

 

それをもとにスタンフォード大学のエズラ・ザッカーマンとジョン・ジョストは学生に仲間と比較した時に自分の人気を評価してもらった。

 

友人だと思う人数を上げてもらってからその友人たちと比較して自分は友人が多いか、また平均的な学生と比べるとどうかという質問をした。

 

平均的な学生より自分の方が友人が多いと答えたのは35%、少ないと答えたのは23%、

 

さらに自分の友人と比較すると如実になる。

 

自分の友人と比べて、自分の方が友人が多いと答える学生は41%、少ないと答えた学生はたったの16%にすぎなかった。

 

つまり自分は他の人より人気で、他の人も同じことを考えているんですね。

 

まとめ

研究者たちは、「人はあきれるほど自己中心で、これはみんな同じだ。他人の言動は全て主観的な分析で行われている」と言っています。

 

だからよく「客観的にみて~」とかっていうのもすべて主観からくるもの。

 

でも、これは自分の自尊心を維持するためのものでもあるからほどほどには、あっていいと思います。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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