認知心理学

新しく出てきたデータが都合が悪かった時に人はどうするのか?

投稿日:2019年12月19日 更新日:


 

これから紹介する研究は、人間って都合が悪いデータを提示された時にどう反応するかというものです。

 

研究の中では、投資でそのことを調べています。

 

多分、株やFXをやった人ならわかると思いますが、儲かっている時と損している時で自分の行動に違いがあるなと薄々感じているかもしれません。

 

もちろん、誰もが経験している学校のテストでも同じことが言えるかもしれません。

 

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都合の悪いデータは無視してしまう!

ノースカロライナ大学の神経経済学者カメリア・クーネンたちは、約50人の実験参加者を集め、投資に関する100の決断をしてもらった。(1)

 

それは、リスクのある株式投資を選ぶか、元本が保証された安全な債券を選ぶかというもので、それぞれの決断の後に現時点で配当金が知らされ、再度選択のチャンスが与えられた。

 

その結果、自分が株を選んで、なおかつそれが高配当だったら、人はそれが良い選択だった思う傾向にあったが、株を選んで残念ながら低配当だったとき、人はそれが悪い選択肢だったと思うどころか、新しいデータ自体を無視してしまう傾向にあった。

 

つまり、株式投資に関する新しいデータが自分にとって都合が悪かった時、事前の判断は予測を立て直す能力をなくしてしまった。

 

さらに、研究者たちは参加者たちの脳活動も記録し、頭の中で実際に何が起こっているのかも調べた。

 

その結果、事前の判断にそぐわないデータを受け取った時、、参加者の脳がシャットオフしていた(もちろん、脳自体がシャットオフしているわけではなく、あくまで比喩表現)。

 

例えば、株式投資を選んでそれがで低配当だということがわかった時、脳の反応は低下したが、反対に新しいデータが自分の選択の正しさを裏付けた時は、脳の広域で活性化が認められた。

 

ちょっと一言

人間の脳って不思議ですね。

 

ちなみに、株式投資に限らず、誰かと意見が異なっていたり、自分の認識が間違っていると認識した時、脳内には「予測誤差信号」と呼ばれる大きな反応が生じるようです。

 

だから、自分の間違いに人間って気づきにくいのですね。

 

前にも、認知的不協和の解消という記事を書きましたが、人間は一貫性を保ちたいと思っているので、実際に自分が間違っていても、それを認めず、代わりに事実を捻じ曲げて解釈を変えてしまうのです。

 

何かができなかったときは、誰かのせいにしたりするのです。

 

例えば、休日に本を読もうと思っていたら、外で工事をしていてうるさくて本を読めなかった、とかです。

 

うるさくても、本は読めるはずですし、気になるなら静かな図書館などに行けばいいのです。

 

ですので、人間は必ず失敗するという前提で考えればいいのです。

 

そうすれば、何が失敗の原因だったかと考えられるので、少しずつ成長していけるのです。

 

とりあえず、うまくいかなかった原因をリストアップして、対策を考えてみるとよろしいのではないでしょうか。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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