認知心理学

味の伝え方を変えるだけで味覚が変わってしまうのか!?

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今回は広告によって、食べ物の味が変わるのかということについてです。

 

「まさか」なんて思ったかもしれません。

 

ですが、どうやら変わるようなのです。

 

では、実際にどういう風に伝えれば味が変わるのでしょうか。

 

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宣伝文によって味が変わる!

ブリガムヤング大学のライアン・S・エルダーたちは、広告の文言で味覚が変わるかどうかを調べた。(1)

 

実験では、架空のポップコーン・ブランドをつくり、ふたつの宣伝コピーを用意した。

 

ひとつは味を全面に押し出した宣伝文にした。

 

エメラルド・アイル・ポップコーンは、あなたの部屋に映画館の味を届けます。手を伸ばすたびに、バターと潮の絶妙なハーモニーッが味わえるでしょう。舌の上で躍るバター風味の美味しさ。エメラルド・アイル・ポップコーン、ぜひおやつにどうぞ。

 

もうひとつの方は、内容はほとんど同じだったが、複数数の感覚に焦点に当てて描写し、味については直接触れなかった。

 

エメラルド・アイル・ポップコーンは、あなたの部屋に映画館のにおいを届けます。手を伸ばすたびに、バターと潮の絶妙なハーモニーが感じられるでしょう。耳に心地よいカリカリとした食感に、舌の上で溶け出すバターの感触。エメラルド・アイル・ポップコーン、ぜひおやつにどうぞ。

 

被験者たちには、全て同じ地元のスーパーのブランドのポップコーンを入れて配り、味を評価してもらった。

 

この実験でも、別の実験でも、複数の感覚を描写したもの方が、味だけに焦点を当てたものより高い評価を得た。

 

さらに研究を進めると、複数の感覚について描写したもの方が美味しく感じられるのは、その文章が、ポップコーンを食べた時の感覚を連想させるからだということがわかった。

 

ただし、言葉がどの程度影響するかは状況によって変わるようです。

 

実際、この実験では感覚に訴える広告を読む前に、被験者に何かを記憶してもらい、後で覚えているかどうかをテストすると告げたところ、広告文によってポップコーンが美味しく感じる効果は見られなくなった。

 

つまり別のことに何か集中している時には、広告の文言には影響されにくいということです。

 

ちょっと一言

どうやら、人間はたくさんの感覚に訴えられるとそれをポジティブに受け止めてしまうようですね。

 

だからCMでもそういう風に宣伝していて、知らずに買わされているかもしれません。

 

ですので、あまり無駄遣いしたくない人は、根本的に宣伝を見ないようにするのが良いかもしれませんね。

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

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