認知心理学

運転手が事故を起こすのは同乗者の責任かも!?

投稿日:2019年6月30日 更新日:


 

 

事故を起こすのは様々な要因があります。

 

今回は、運転手と同乗者の気持ちによって事故が起きやすい時ってどういう時なの?っていう研究を紹介します。

 

みなさんはどんなときだと思いますか。

 

落ち込んでいる時、高揚している時、様々な気分がありますが、実は2人の気分の距離に関係しているのです。

 

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事故を起こすのは運転手と同乗者の気持ち次第!?

スタンフォード大学の研究者たちは、参加者と(研究者たちが情動を操作できる)仮想的な相互行為パートナ-とがペアになって過大に取り組んでもらった。(1)

 

そして、参加者に楽しい気分か悲しい気分かのどちらかにを感じさせるために、参加者の半数脱は7分間の楽しいビデオクリップ(海岸でのシーン)を見せ、残りの半数には悲しいビデオクリップ(映画『チャップ』でリッキー・シュローダーで父の死を嘆き悲しむシーンと、『バンビ』でバンビの母が死ぬシーン)を見せた(もし情動を直接誘発しなかったら、実験時に楽しさや悲しみを感じている人ではなく、普段から楽しい人、普段から悲しい人、中立的な気分の人の人を対象にすることになってしまう)。

 

参加者にはこれらのシーンの視聴がこの研究の一部だとは告げずに、ビデオクリップに関する別の研究の一環であるとを説明をした。

 

その後、参加者にカー・シュミレーターで、アクセル、ブレーキ、フォース・フィードバック付きのハンドルで運転してもらい、模擬的な3コースを走行してもらった。

 

また、運転中の仮想的な「同乗者」として、社内に録音音声を流した。

 

これは女優が吹き込んだ声で、ドライブ中、参加者と軽い会話を交わすためのものだった。

 

同乗者はドライバーの返答を促すように話しかけた。

 

例えば、「この車の性能についてどう思います?」「この制限速度で良いですか、もっと早いか遅い方が良いですか?」「このレーンは少し狭すぎると思いませんか?」といったもの。

 

同情者はどの参加者にも同じ36種類のコメントを発したが、声のトーンは参加者によって変化させた。

 

楽しい参加者の半数と悲しい参加者の半数には明らかに容器電楽しそうな声で、残りの半数の参加者には明らかに陰気で不機嫌そうな声で話しかけた。

 

このようにして、楽しいドライバーと楽しい同乗者、悲しいドライバーと楽しい同乗者、楽しいドライバーと悲しい同乗者、悲しいドライバーと悲しい同乗者という4つの条件を設定した。

 

ドライブの間、シュミレーターは各参加者が起こした事故の数を自動で記録した。

 

また、反応時間を測定することで、参加者が運転にどの程度注意を払っているかを判定した。

 

この測定のために、参加者にあらかじめ、コース上のあちらこちらでランダムにクラクションが鳴らされるので、それが聞こえたらなるべく早く自分もクラクションを鳴らすように指示をした。

 

さらに、参加者が仮想的な同乗者とどれくらい話したかも記録し、このエージェントに対する参加者の社会的関与も測定した。

 

ドライブ終了後、オンラインの質問紙で車に対する印象と運転した感想について、参加者にいくつか質問を行った。

 

その結果、明るい声は悲しいドライバーの運転を悪化させた。

 

悲しいドライバーが明るい声を聞いた場合は、が悲しい悲しいドライバー声を聞いた時に比べ、平均で事故の数が約2倍になっていた。

 

さらに、明るい声を聞いた悲しいドライバーは、悲しい声を聞いた悲しいドライバーよりも、道路に対する注意が散漫だった(ランダムなクラクションに反応する時間がより長かった)。

 

また、質問紙の結果からは、悲しいドライバーは、楽しそうな同乗者よりも悲しそうにしている同乗者方が適していることがわかった。

 

具体的には、悲しいドライバーは、悲し言同乗者と一緒だった場合の方がドライブを楽しみ、同乗者の声を好ましく感じ、車の品質を高く評価した。

 

反対に、楽しいドライバーは悲しい声より楽しい声を聞いた時の方が、ドライブを楽しみ、同乗者の声を好ましく感じ、車についても優れていると考えた。

 

 

ドライバーと異なる情動を処理するために注意を向けることは、非常に大きな認知的努力を伴います。

 

ですので、気が散って不快感が生じ、パフォーマンスが低下するのです。

 

さらに、共感が得られず、苦痛に感じるのです。

 

ちょっと一言

もし、事故に遭いたくなければ、運転手の気持ちに添った方が良いですね。

 

全く正反対だと事故に遭う確率が2倍にもなるので運転手には気をつかっておいた方が良いと思います。

 

まぁ、その前にお互いの気分が乖離していたら、車には乗らないなんていうルールを作っておいてもいいかもしれませんね。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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