認知心理学

男女の顔の特徴とは?~表情から感情を読み取る心理~ 

投稿日:2018年8月2日 更新日:


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最近、表情分析なんて当てにならないじゃんという研究がありました。(1)

 

まぁ、普通に考えれば、表情で相手の心理を当てるなんて無理がある気がします。

 

今回のテーマは、その逆で、男性の顔または女性の顔を見た時にどんな風に感じるかということです。

 

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男女の顔で感じる感情の違いとは?

アリゾナ州立大学の研究で、男女の顔により表情を認識する違いがわかった。(2)

 

被験者にとても簡単な課題を与えた。

 

コンピュータスクリーンに映し出される顔を見て、怒っているように見えたら「A」(angry)、喜んでいると思ったら「H」(happy)のキーを押すように頼んだ。

 

映し出される顔は、怒りに歪んでいるか、微笑みを浮かべているかのいずれかで、全てに感情が表されているため、判別は非常に容易かった。

 

実際に被験者たちは、ほとんどの場合1秒もかからずに正しいキーを押した。

 

ところが、よく調べてみるとその中でも難易度に差があることがわかった。

 

顔が男性の時は、怒りの表情でほとんど間違えることはなかった。

 

しかし、笑顔の場合には、10%近く間違いがあり、選択するのにも時間がかかっていた。

 

対象の顔が女性の場合には、嬉しそうな顔を認識する時の方が早くて正確だった。

 

この結果だけをみると、男性は怒りの表情に、女性は喜びの表情に長けているように見えますよね。

 

では、実際はどうなんでしょうか。

 

中性的な顔に・・・

心理学者のヴォーン・ベッカーは、実物そっくりの顔をコンピュータ上で作成できる「ポーザ-」と呼ばれるプログラムを使って、人工的に何人かの人物を作った。

 

このプログラムでは、作成する顔の性別の強度を選べ、それにより完全な中性的な顔から、もっと男性的あるいは女性的に見える顔まで、様々な顔が作れた。

 

また、作成したに顔に任意の強度で感情も付与できた。

 

こうしてコンピュータで作成した顔を作って先ほどの実験をもう一度してみたところ、前回と同様に、男性の顔に怒りを、女性の顔に喜びを認識する時の方が、被験者たちの判断は早くて正確だった。

 

また、完全に中性的な顔に怒りの表情を少し加えると、被験者たちの圧倒的多数がそれを男性だと判断し、反対にそれを少しだけ喜びの表情にした場合は女性だと判断した。

 

男性の場合は、怒りを伝える能力が社会的地位に影響を及ぼすからこのような結果になったようです。

 

そして、男性の地位は繁殖の成功と大きく関係しているのだそうです。

 

まぁ、言われてみれば、何となくわかります。

 

では、男性らしさって何なんでしょうかね。

 

男らしさと怒り!

研究者たちは、再度ポーザ-を使って完全に中性的な顔を作って実験をした。

 

今回は、その顔に性的役割を示す特徴を持つ身体を与えることにした。

 

具体的には、顔は同じでも、男性には太い首と広い肩幅を与えて、スーツとネクタイを身に付けさせ、女性にはドレスを着せた。

 

またもう一つのパターンでは、文化的な記号を加えないで、単に顔のつくりを男性的(張りだした眉、大きな顎)、あるいは女性的(丸井繭、小さな顎)にしたものも用意した。

 

被験者たちは、中性的な顔であっても身体がスーツ姿の男性のものであれば、その人物を男性と判断した。

 

しかし、怒りとは関連性がなかった。

 

一方で、中性的な顔に男性的な眉を与えた場合、ほんのわずかしか男性的とみられなかったが、それでも完全に中性的な顔と比べてずっと怒っているように判断された。

 

ということは、男性らしい眉や顎により、怒りを感じるのですね。

 

ちょっと一言

男性の顔は怒りを、女性の顔は喜びを人は認識しやすいということでした。

 

人間の脳は怒りを素早く認識するようにできています。

 

それは身の危険を防ぐためだということです。

 

殺人事件も9割が男性なので、うなづけます。

 

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-認知心理学

執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。他には、どんどん新しいことを知って挑戦していくことと、そんな人が好きです!

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