今回はバックファイア効果についてです。
聞きなれない言葉かもしれません。
その前に、確証バイアスと心理的な思い込みがあり、これは自分の思想などに合致した情報だけを集め、それ以外は無視をしてしまう心理現象です。
で、バックファイア効果とは自分の信念と反対のことを言われると、さらに自分の世界に固執するようになる現象なのです。
今回は、このバックファイア効果を実演した実験を紹介します。
真実を提示されても・・・!?
ダートマス大学のブレンダン・ニーハンたちは、被験者が政治家からの誤解を招く主張、または誤解を招く主張と修正のいずれかを含む模擬ニュース記事を読んでもらうという実験を行った。(1)
号大敵には、被験者に「イラクには大量破壊兵器は存在する」という偽の情報を与え、そのごで「大量破壊兵器は見つからなかった」という訂正情報を与え、被験者の態度の変化を調べた。
その結果、政治的にリベラルな人たちは受け入れたが、保守系の人たちはそれを受け入れないばかりか、さらに強く大量破壊兵器の存在を信じるようになった。
中には、「アメリカが侵略する直前までイラクは大量破壊兵器を保持していた」とか、「見つからなかったのはサダム・フセインが隠したか破壊したから」というふうに主張する人もいた。
政治的なバックファイア効果!
デューク大学のクリストファー・ベイルたちは、一連の社会政策問題について、1カ月毎週3回以上Twitterにアクセスする民主党と共和党の多数のサンプルを調査しました。(2)
その結果、リベラル系と保守系ともに、反対の政治的立場をを受け入れる傾向は見られず、保守系の人たちはかえって自分たちの意見に固執するようになった。
ちょっと一言
普通に考えれば、真実を伝えればわかってくれると思いますが、何かを深く信じる人たちにそれの信念とは違ったことを言うと、かえって逆効果になるようですね。
まぁ、これは政治的な立場じゃなくても、こういうことはよくあることです。
で、そういう人たちを説得するにはその信念に合わせながら誘導していくのが良いです。
それから、そのデメリットについて提示するのです。
「資料は丁寧に作れ」という上司がいたら、時間はどんなにかかってもいいんですか、と聞けばいいのです。
もちろん、現実世界はこんな単純ではないかもしれませんが、そうすればいいのです。
上記のことでは、「じゃあ、大量破壊兵器があって、第三次世界大戦みたいになった方が良かった?」と極端に言うと相手は意見を軟化させやすなります。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
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