認知心理学

変わり種バイアス#4

投稿日:


 

昨日に引き続きまして、今日も変わり種バイアスについてです。

 

ちなみに、今日で最後です。

 

今回は、あたかも射撃がうまそうな人についてです。

 

そういう証拠をいくつも見ると、きっと射撃がうまいと思ってしまうかもしれません。

 

ですが、そうである時と、そうでない時を見分けなければ、誤った判断をしてしうかもしれません。

 

スポンサーリンク
 

 

勘違いしやすい確率!

アシスタントが駆けつけてきて、「的に当てただけでなく、自分の銃を持っていて、地元のライフルクラブの会員で、安定した実績があり、頻繁に射撃の練習をしている応募者が見つかった」と言う。どれも素晴らしいことだけれども、一人の人間にその差全てが当てはまるのだから、夢のようですと褒めたたえる。ただ、気を付けなければいけない。

 

よく組み合わさる事実

ライフル銃を持っている人は、そうでない人よりもライフルクラブ会員の可能性は高い。

 

そして、もしライフルクラブ会員ならば、射撃の練習をする可能性がとても高い。

 

また、頻繁に練習をしているのなら、多分腕が良くて、的に当てられる。

 

さらに、もし射撃が好きならば、安定した実績を上げやすい。

 

つまり、もし応募者が、こうした様々な条件の一つを満たしていれば、残りの条件も満たしていることは意外なことではない。

 

その場合にも、的に当てたことは大事な証拠と考えるべきだ。

 

だが、ライフルクラブ会員であることや、銃を持っていることや、安定した実績があることをさらなる証拠として見なしてはいけない。

 

少なくとも、重大な証拠と見なしてはならない。

 

なぜなら、射撃がうまい人はどの道そのようなそのような条件を満たす傾向にあるから。

 

もし、コインが2枚あり、どちらも放り投げた時に表が出る確率が2分の1だとすれば、2枚とも表が出る確率は4分の1になる。

 

どちらのコインももう一方のコインに影響を与えないから、両方掛ければいいだけ。

 

ところが、あなたの町の住民の10人に1人がライフルを持っていて、やはり10人に1人がライフルクラブ会員だったら、誰かがライフル銃を持っていてライフルクラブ会員である確率は、100分の1ではなく、10分の1に近くなる。

 

その理由は、この2つの条件は、よく組み合わされる傾向にあるから。

 

だから、2つを組み合わせるのは間違いになる。

 

つまり、証拠が多いほど、確信を持つべき。

 

ところが、確証バイアスがかかっていたり、すべてが組み合わさる傾向にあったりするとしたら、気を付けなければいけない。

 

なぜなら、それらの証拠は本当はさらなる証拠ではないかもしれないから。

 

ちょっと一言

今までの罠は、自分には関係ないと思ったかもしれませんが、これらは多くのことに当てはまります。

 

一つずつ考えると、結構間違いに気が付きやすくなります。

 

まずは、自分でどういう罠にかかりたくないかを選んで日常で少し意識をしてみるといいと思います。

 

ちなみに、ユーチューブもやっています。
良かったらチェックしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UC56yqcM1OG39QIp8-pvHRCQ

-認知心理学

執筆者: