認知心理学

仲間はずれになる人の心理!~疎外感を感じると寒く感じる!?~

投稿日:2018年7月21日 更新日:


仲間はずれ、心理、疎外感、感じる

 

今までも孤独は健康に良くないよということを言ってきました。

 

孤独感などは長期にわたれば、健康を害しますが、一時なら全然平気です。

 

そして、誰でも多かれ少なかれ孤独感や疎外感を味わったことがあると思います。

 

少しその時のことを詳細に思い出してみて、自分がその時に感じた身体の感覚を思い出しながら読み進めていってください。

 

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仲間はずれにされたことを思い出すと・・・

トロント大学の心理学者、チャン・ボー・チョンとジェフリー・レオナーデは、感情の複雑さを理解するために使われる、世界中にある比喩が脳に刻み込まれているか、つまり人間が考えたり判断したりするときに、世界を認識するために感覚を通じて脳に入ってくる情報に影響するのではないかと考え、実験をした。(1)

 

被験者を二つのグループは分け、一方には社会から排除された経験(例えばクラブの入会を断られたとか、団体スポーツでスタメンに入れてもらえなかったなど)を思い出してもらった。

 

これは疎外感や孤独感など、無意識の感情をプライミングするため。

 

もう一方のグループには、もっと楽しい経験、団体の中で一体感をかじられことについて思い出してもらった。

 

全ての被験者ができるだけはっきりと細かいところまで(他の人が立っていた場所や誰に何を言われたかなど)思い出そうとしてもらった。

 

この時に、長く忘れていた感情や腹の底で感じていたことまで同時に思い出すことになる。

 

研究者は、彼らにその時の不快や痛みをもう一度経験させようとした。

 

その直後に、建物のメンテナンス担当からの依頼として、部屋の温度がどれくらいかを予想してもらった。

 

予想値は、12℃から40℃までと大きな差があった。

 

その結果、孤独や他人からの拒絶のをプライミングされたグループの方が、常に温度を低く予測した。

 

その差はなんと3℃近かった。

 

つまり、仲間はずれにされた胸の痛みを思い出すことで、本当に寒く感じていた。

 

ちなみに、3℃という温度は服を1枚増やすくらい必要がある大きな差。

 

でも、それって偶然じゃないのって思われた方もいると思います。

 

そこで、

 

仲間はずれになると・・・

研究者たちは、被験者の記憶だけに頼るのではなく、実際に実験室で、仲間はずれにされる疎外感を味わってもらうことにした。

 

被験者にボールをトスし合う、コンピューター・ゲームをしてもらった。

 

だが、このゲームには仕掛けがしてあった。

 

ある被験者にはボールを普通に回すが、別の被験者にはボールを回さず仲間はずれにした。

 

ちょうどいじめられっ子が、公園で一人でポツンといる状況。

 

ゲームの後に、被験者たちに食べ物や飲み物のリストを見せ、どんなものが食べたいか飲みたいかを採点してもらった。

 

ちなみに、そのリストにあったのはホットコーヒー、クラッカー、冷たいコーラ、リンゴ、熱いスープ。

 

もちろん、被験者にはこの実験の目的は知らせていなかった。

 

つまり、彼らはその時にただほしいものを選ぶ。

 

その結果、ボールを回してもらえなかった被験者は、他の被験者より熱いスープかホットコーヒーを選ぶ確率が高かった。

 

へー、やっぱり冷たい態度をとられると、安心したいのかわかりませんが、温かい物がほしくなるようですね。

 

ようは、身体的な感覚と心理的な経験はリンクしているといっていいんじゃないでしょうかね。

 

ちょっと一言

疎外感や孤独感を感じると実際に寒く感じたり、温かい物がほしくなるということがわかりました。

 

やはりそういう意味でも、友達は必要ということですかね。

 

ですが、多ければいいというわけではなく、一体感を感じられるような仲間がいるのが大事なんですよね。

 

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-認知心理学

執筆者:



【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。他には、どんどん新しいことを知って挑戦していくことと、そんな人が好きです!

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