認知心理学

女子で理系に行くのが不安なら「社会的帰属」介入と「肯定」介入を受けてみればいいかも!?

投稿日:2019年11月17日 更新日:


いまだに、女性が理系に進むには難しいところがあるのかもしれません。

 

その一つが、ステレオタイプ、つまり思い込みのことです。

 

それは周りからの見られ方もあるかと思いますが、意外と自分の思い込みには気づきません。

 

その思い込みのせいで、成績が思うように伸びず、自分にはやっぱり向いていなかったんだと思うことだってあると思います。

 

今回、紹介するのはこの思い込みをまずは取り除けばうまくいくよという研究を紹介します。

 

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「社会的帰属」介入と「肯定訓練」介入!

スタンフォード大学のグレゴリー・ウォルトンたちは、STEM教育(ステムきょういく、”Science, Technology, Engineering and Mathematics” すなわち科学・技術・工学・数学の教育分野を総称する言葉)の分野で学位を目指している女性たちが直面するステレオタイプの脅威による否定的な影響を軽減するための実験を行った。(1)

 

まず、3年間にわたりカナダの大学に入学してきた工学専攻の学生たちを3つのグループにわけた。

 

1つ目のグループには、短時間の「社会的帰属」介入を受けてもらった。

 

2つ目のグループには、短時間の「肯定訓練」介入を受けてもらった。

 

残りは、対照群。

 

そして、帰属の介入の内容は、上級生たちから自身も飽き割った出だしの苦労についての体験談と、最初のうちは自分に自信が持てないのはよくあることで一時的なものという安心感を与える言葉などが効かされるというものだった。

 

さらに、工学専攻の新入生たちは、効かされたメッセージを裏付けるような文章を自分自身の言葉で書くことを求められた。

 

一方で、自己肯定の介入の内容は、いくつかの重要な個人的な価値を書いて肯定するように、というものだった。

 

また、この実験に参加した学生たちは、介入後の12日間、日記をつけ、学年の後半に社交生活と個人的な適応度、幸福感についての追加アンケートに回答した。

 

その結果、両方の介入で翌年の成績平均点(GPA)が上昇したことがわかった。

 

最も男性優位的な専攻科目を選んだ女子学生の場合が、特に顕著だった。

 

実際、科学や工学の分野でよく見られる(および介入が行われなかった対照群でも認められた)男女間の差が完全になくなっていた。

 

さらに、学生たちの日記やアンケートへの回答を分析すると、介入が行われた実験群の女子学生たちは否定的な体験をしても、立ち直りが早く、自分自身と自分の選んだ専攻分野に対して肯定的な態度でいることがわかった。

 

また、社会的な帰属についての介入を受けた女子学生たちは、工学専攻の男子学生たちとより友好的な関係を築いていた。

 

ちょっと一言

これらの介入は自分でもできるので、試してみては。

 

「社会的帰属」の介入は、自分とよく似た境遇の小説や映画を見たり、学校や会社なら、今の自分の時はどうだったかということを教えてもらって、それを自分なりの言葉で文章にしてみるといいと思います。

 

そして、自分の価値観を肯定する文章を書いてください。

 

で、その後、日記を12日間書いてください。

 

そうすることで好循環が生まれるのではないかと思います。

 

これは別に、理系に進む女性だけではなく、将来に不安を持っていたりする方にも使える手法だと思うので、ぜひ試してみてください。

 

僕もやってみよっと(;^ω^)

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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