ピークエンドの法則って知っていますか。
知っている方も知らない方もいると思います。
例えば、楽しかった時の旅行について思い出してみてください。
多分、その時の旅行の中で特に楽しかった体験などがあるのではないでしょうか。
どんなイベントでも、楽しいことやつまらないことなどが入り混じっています。
ですが、人間は一番に感じたことをその時の全体的に反映させてしまうのです。
印象を与えるのは時間か感情か?
行動経済学者ダニエル・カーネマンたちは、被験者を2つのグループに分け、一方のグループには心地の良い動画、子犬や水に飛び込むペンギン、ビーチに寄せる波などの短いものを観てもらった。(1)
もう一方のグループには、全く不快になる映像、手足を切断するぞっとする場面や広島に原爆が投下された後の光景、工場での動物の畜殺などからなる短い動画を観てもらった。
どちらの場合でも、動画の映像の長さは観る人によって異なり、被験者は全員、各々の場面がどれくらい楽しいか、あるいはどれくらい不快であるかを回答するために、そのときどきでダイアルを回すように求められた。
さらに、動画を観終わってから、全体としてどれくらい楽しめたか、あるいはどれくらい不快だったかを回答してもらった。
その結果、体験がどれくらい楽しかったか、あるいは悪かったかの評価には、映像の長さはほとんど影響を及ぼさなかった。
それは、ひどい内容をたくさん観た場合、あまりたくさん観なかった場合よりも、体験が一層悪いものなることはなかった。
被験者の全体的な評価を最も的確予測したのは、彼らの体験の最高の瞬間、あるいは最悪の瞬間がどれくらい良かったか、悪かったか、そして体験の最後がどれくらい良かったか、あるいは悪かったかということだった。
手足を切断する映像がどれだけぞっとするものだったかは、残す印象に大きない影響を及ぼしていた。
反対に、切断の映像がどれほど長く観なければならなかったのかは、ほとんどンド影響を及ぼさなかった。
子犬がどれだけ可愛く見えたかは全体的な印象に影響を与えますが、どれくらい長く観たかは関係ないということです。
ちょっと一言
ということは、デートだろうがビジネスだろうが気持ちが極限に高まったポイントで相手の印象を判断しちゃうっていうことがわかりますよね。
ですので、ちょっとくらい、話がすべったとしても、後からいつでも挽回できるのです
デートなら相手が最高に楽しいと思える瞬間を作ってあげれば、またデートができたり付き合える可能性だって高ます。
ビジネスも同様です。
やってはいけないのが、一つ失敗してうじうじしていることです。
それはやると、つまらないという感情を最後にそういう自分の印象を相手に与えてしまいます。
ですので、何にしろ最高に楽しかったと思えるポイントを作ってあげれば、極端に言えば、後は何だって良いのです。
そして、最後ならなお良いということです。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
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