普通、信じてほしかったら誠意のある言葉を使うと思います。
間違っても「このクソヤロー」みたいな罵倒語は使わないはずです。
仮に、そんなことをしたら信じてもらえるものも信じてもらえなくなると思いますよね。
ですが、どうもそうでもないみたいです。
汚い言葉で信頼度は増す!?
エラスムス・ロッテルダム大学の研究者たちは、汚い言葉などを使うと、話の内容と話している本人の信頼度が低くなるかどうかを調べた。(1)
架空のひったくり事件の証言を創作して、20代前半の女性35人に証言内容の信頼度を1(信じられない)~10(信じられる)で評価してもらった。
被験者を2つのグループに分け、別々の証言を聴いてもらった。
・一つ目の証言
『やっていないったら、”go damn it(いい加減にしろよ)”。もう10回は言ったけど、そんな事件に俺は関わっていない。これはどういうことなんだ?こんな”shity(小便臭い)”部屋にかれこれ2時間も入れられているんだぞ。もう帰らせてくれ、じゃなきゃ弁護士を呼ばせてくれ”fucking(クソ)”ひどい話だ』
・二つ目の証言
『やっていないったら。もう10回は言ったけど、そんな事件に俺は関わっていない。これはどういうことなんだ?こんな部屋に閉じ込められてかれこれ2時間になるんだぞ。もう帰らせてくれ、じゃなきゃ弁護士を呼ばせてくれ。ひどい話だ』
その結果、どちらも犯行を否定している証言だったが汚い言葉を交えた方が交えなかったよりもずっと信じられた。
へー、意外ですよね。
汚い言葉を使うと信じてもらえない気がしましたが。
では、被害者の場合はどうなんでしょうかね。
研究者たちは、ひったくりに遭った被害者の証言を20歳前後の男女に聴いてもらった。
前回と同様、2つのグループにそれぞれの証言を別々に聴いてもらった。
・一つ目の証言
『あの男よ、あの”ashole(クソ野郎)”が私のハンドバッグをひったくって逃げたのよ。バックから手を離さなかったから何メートルか引きずられたわ。ふざけるんじゃないわよ、”god damn it(全く)”、一体だれが弁償してくれるの?あの”dartbag(クズ野郎)”につけを払わせるべきだわ』
・二つ目の証言
『あの男よ、あの男が私のハンドバッグをひったくって逃げたのよ。バックから手を離さなかったから何メートルか引きずられたわ。一体だれが弁償してくれるの?あの男につけを払わせるべきだわ』
この結果も、同様に汚い言葉を交えた時の証言の方がずっと信じられるという結果が下された。
ちょっと一言
だからといって、常に汚い言葉を使っていれば信じてもらえるかと言えば、怪しいと思います。
特に法定とかでは使わないほうが良いと思います。
取り返しがつかなかったりするので。
使ってみたいときは、信じてもらわなくてもいいという時だけ、使うのが無難だと思います。
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