コミュニケーション

色眼鏡を外せば、差別はなくなる!?

投稿日:2017年7月7日 更新日:


色メガネ

 

今回は差別の話です。

 

今までも何回か取り上げましたが、人間は色眼鏡で、単純に自分の思い込みだけで判断して、右往左往しているんです。

 

よくバイアスなんていう言い方をしますが。

 

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運動能力が高い=黒人

2001~2005年にかけて、アリゾナ大学の心理学者、ジェフ・ストーンらが学生1500人をインタビューした。その内容は人種とスポーツについての主流な態度を明らかにしようというもの。

発見は例えば、黒人選手たちは被験者によって、天性の運動の力の方がスポーツ知性より高いと判断されていることがわかった。一方、白人選手たちはその正反対の評価だった。スポーツ知性の方が高く評価されていた。

 

これは黒人においてのスポーツの才能と劣等生が結び付ける。そして白人たちは逆。

古い発想が今日の集合的な意識の中に影響を及ぼしていることが示されている。

 

研究者たちは白人の参加者グループを作り、バスケットボールの試合のラジオを聴かせ、ある選手のパフォーマンスを評価してもらった。

 

最初の試験では、参加者はその選手が黒人だと思い込まされていた。

 

放送を聞いた後で、参加者たちはその選手が運動能力が高い優秀な選手だと評価。

 

だが、次の実験で研究者たちは逆転させ、その選手が白人だと告げた。

 

回答者ははその選手が運動の才能は低いと判断し、劣った選手だと考えるようになっていた。こうした正反対の見方が全く同じ反応として得られた。

 

ステレオタイプがいかに強力に世界観を左右しているか実証していると研究者たちは結論づけています。

 

また高校教師も同等に見ても、黒人の方が運動能力が優れていると判断しがちで、これは黒人自身も含めてです。

 

ちなみに前に同じ履歴書(写真なし)を送っても、黒人が面接に招かれる割合は白人の5割も低かったよという話をしましたのでそちらを参考に。

 

理由は、黒人は教育水準が低い=知的じゃないとい無意識が働くみたいなので。

でも無意識なのでそれが差別だとも思ってないところが厄介。

 

反対に運動は黒人の方が優れているようにに見られるんですよね。一方、白人は天性がないと見られがちです。

 

黒人は天性に恵まれていると思われているので練習に励み、成績を残し、その結果、より思い込むことによって自己成就させていくんですよね。

 

思い込みが失敗をさせる

ステレオタイプ化の力をより実証するために、1997年にストーンらは白人と黒人の高校生の運動選手を選び、ゴルフのパットをさせてるという実験を行った。

 

どちらも成績は同じくらいだった。しかし参加者たちに、この実験が「運動の天性」を測るものだと告げると、白人たちの成績は低下した。

 

白人たちは自分たちが否定的なステレオタイプに照らして、評価されていると感じただけで失敗が多くなった。これはステレオタイプの脅しとして知られている。

 

「ステレオタイプの脅し」という言葉を考案した心理学者のクロード・スティールは「人種の問題になると、違う集団にとって、状況が客観的に同じならそれが体験としても双方にとって同じだと考えてしまうことが多い。だが、否定的なステレオタイプの重荷を背負っている集団は自分たちに限られた能力しかないと思われがちなのを知っている。そうしたステレオタイプの重荷を背負っていない集団はこうした余計な脅しに体験しない。試験でわかるような能力が重要になる人生の領域では、自分の居場所を探せないかもしれない、とその脅しは物語っているからだ」と言っている。

 

こういうことは人生のあらゆる面で存在するんですよね。

 

言葉は思い込みの引き金になる

スティールが学生たちに標準テストを受けさせ、それが彼らの知的能力を測るものだと告げたら、白人の学生たちの方が黒人の学生たちよりもはるかに優秀な成績をおさめた。

 

だが同じテストが実験室のツールとして提供され、知的能力とは関係ないと言われたた場合は、黒人と白人の得点はほとんど、同じだった。

 

現代では、未だに黒人と白人を遺伝的なタイプで捉えてしまう人が多いのでこういう現象が起きるのもうなずけます。

 

しかし、すでに人口遺伝学の観点からそのことは否定されています。

 

色眼鏡を捨ててしまえば、世界はずいぶん違って見えてきて、実際に違ったものに思えてくるはずです。

 

理由は人間は見えているものが現実だと思ってしまうからです。

 

ちょっと一言

黒人、白人という言葉を使わなくても、関節的な言葉、つまり「知的能力」という言葉を使っただけで黒人たちのスコアが低くなり、反対に「運動能力」という言葉を言っただけで、白人の失敗する確率が高くなったりということでした。

 

この罠にハマらないために、スティールが言うように「余計な脅しを体験しない」ということが大事ですし、体験しても、極力反応しないようにすこと、つまりリラックスするために呼吸をゆっくり鼻ですることです。そして呼吸だけに注目すると、他のことに気を捉われなくなります。瞑想のことですけど。

 

そうすれば、よけないな脅しに反応しなくて、成績も落とすことはなくなくなると思います。

 

これは別に白人、黒人に限った問題ではなく、世界中どこに行ってもステレオタイプはいます。そこでいちいち、反応しなければいいのです。

 

反応ししそうになったら、呼吸に注目したり、別の何かに注目したしてもかまいません。

なぜなら人間は一つのことしか考えられないので。

 

瞑想が良いのは呼吸をゆっくりするので、心拍数が下がり、冷静に物事を判断できるからです。

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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