今回は寛大さについてです。
っていっても、寛大な人ってなかなかいない気もします。
でも、この記事を読んでくれている人は、自分自身が寛大な人になろう思ってくれていると思います。
だからといって、難しく考える必要はありません。
単純にリフレッシュすればいいのですから。
では、その裏付けとなる研究を見てみましょう。
寛大さには休憩が必要!?
イスラエルでは、2つの仮釈放委員会があり、全イスラエルの40%の仮釈放申請を処理します。
判事は一人ひとりの受刑者の状況を聞いて、それに決定を下します。
刑期を真面目に務め、更生の態度を示している囚人を釈放すべきか、すでに仮釈放が認められている囚人に対し、追跡装置の装着なしの仮釈放を認めるべきか、各判事が決定権を持っています。
もちろん、判事は誰に対しても公平に、冷静に判断を下さなくてはなりません。
ですが、判事だろうが人間です。
間違いを犯すだってこともあるかもしれません。
そこで、テルアビブ大学のシャイ・ダンザイガーたちは、この2つの仮釈放委員会のデータを使って、彼らの司法判断について検証した。(1)
その結果、判事は概して、午後より午前中の方が好意的な判断を下す、つまり受刑者に仮釈放を認めるか、追跡装置なしの仮釈放を認める傾向があることがわかった。
ところが、午前中では、判事が受刑者に有利な判断を下す確率は約65%だったが、時間がたつにつれて、その確率は下がっていった。
そして、昼前になるとほぼ0に近づいていった。
つまり、午前9時に審査に割り当てられた受刑者は仮釈放を認められやすいが、午前11時45分に割り当てられた受刑者が仮釈放を認められる可能性はほとんどなかったということ。
また、状況の子細にかかわらず、委員会のデフォルト決定はたいがい仮釈を放認めないということなので、判事はある時間帯では現状を逸脱し、その他の時間帯では現状を強化したということになる。
そして昼食後、判事は寛容になっていた。
つまり、デフォルトからの逸脱を厭わなくなった。
ところが、その数時間後には強硬な姿勢になっていた
また、午後の2回目の休憩をとった後、好意的な判断を下す確率が朝と同程度まで上がっていた。
ちなみに、研究者たちはこの現象の原因を特定できないとしています。
でも、下のグラフを見てもられば分かる通り、休憩の直後は仮釈放を認めているのです。
ちょっと一言
寛大な心をもって誰かに接したいときは休憩をとると良いよということでした。
まぁ、昼寝、散歩など集中力を必要としないものなら何でもいいと思います。
ちょっと思ったのが、現代の社会ってギスギスしているといわれるのも忙しすぎるからかもしれませんね。
ですので、積極的に休憩は取った方が良いのかなッともいます。
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