前回では、友達との関係で心理的な問題があるよってことを書きましたが、実は肉体的な健康面でも影響があるようです。
やはり、どこか嫌だなと思う人は肉体的にも心理的にも悪影響を受けてしまうのかもしれません。
それは自分で意識できなくても、身体が反応しているということで、将来病気になる可能性も十分に考えられます。
だから、友達を作る時もこれから紹介する研究結果に照らして、選ぶ参考にしてみてください。
友達を選ぶ時に気を付けること!
UCLAの大学院生、ジェシカ・チャンは仲間と共に、友達と健康について調べるために実験を行った。(1)
被験者に、「良い」「悪い」「競争的な」といったあらゆる交友関係について日記をつけてもらった。
ちなみ競争的とは、ゲームやスポーツから仕事や勉強でのライバル、他にもパーティでどちらが目立つか張り合うなど、個人的な競争も含む。
その後、被験者らの炎症性サイトカインの数値を測定した結果、ネガティブで競争的な会話を記録した被験者に高いサイトカイン値が認められた。
大学院生は、「炎症が起こるのは当然です。例えば、傷を癒すときに人間に必要なシステムなのです。ところが、身体的損傷がなく、必要がない時にこのシステムを活性化させてしまうと、やがて危険な状態に陥ります。炎症が慢性化した場合、心血管障害、関節炎、鬱病を発症しかねません。つまりストレス要因となる交友関係が積もり積もっていくと、やがて身体的損傷を招くことも十分考えられます」と説明。
ちなみにゲームやスポーツに限っての競争は炎症が悪化することはなかったが、一方でそれ以外の敵対的だと分析された競争では、炎症が悪化していた。
で、その競争って、男女によって違うんですよね。
男女の競争心の違い!
ウェスタン・ミシガン大学の調査でわかったのは、男性に比べ女性は直接的な競争は好まないが、男女ともに友達には引けをとらない、あるいは友達より上でいたいということがわかった。(2)
男性は、成功度(誰が高収入か、誰が物知りかなど)、社交性(旬なパーティに参加しているのは誰か?)、論説力(研究者用語で、物事の是非や価値を論じる)、試合の勝敗(スポーツ、ゲームなど)をめぐって競争することが多かった。
一方で女性は、愛情面(誰がより思いやりがあるか)やソーシャル・スキル(話上手か?)などで競争心を燃やすことが多い。
また、男女ともに競争心があったのは利他主義(人のためにより尽くせるのは誰か?)だった。
へーという感じですね。
他人と比べない人の方が幸せだという研究もあるので、自分が比べてしまっているなら上記の項目を意識すると、幸福度も高まり、相手にも迷惑がかからないようになります。
ちょっと一言
スポーツやゲーム以外で、何でも競争心を持っていて、ネガティブな人と付き合うと将来病気になりやすいことがわかりました。
これから友達を作る、または今の友達の中でそういう人がいるなら距離を置くことをおススメします。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
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