誰かに自分の意見や考えを言う時、一生懸命考えて伝えようとしますよね。
ですが、そのことばかりに気をとられて、相手の立場を忘れてしまいます。
つまり、相手が何を知っていて知らないのか、感じているかなどを考えなくなることが多くなってしまいます。
脳は常にエネルギーを蓄えておこうとするので最小限にとどめようとするのです。
だから、相手も自分と同じように世界を見ていると思い込んでしまうのです。
そして、これを「知識の呪縛」と言います。
自分が知っていることを相手も知っていると思い込んでしまうことで、伝えたいことがうまく伝わっているというように過信するのです。(1)
ほとんどの人が自分の話が伝わってると思ってしまう!
シカゴ大学のボーズ・ケイサーたちは、以下の文章を被験者たちに読ませた。(2)
「ジョーが会社で会った男性を叩いた」
ジョーが会社で知り合った男性を叩いたのか、職場で男性をすれ違いざまに叩いたのかいくらでも解釈はできた
こうしたあいまいな文章が与えられ(どちらの解釈をするかを決めてから)、他者に告げるようにように求められた被験者は、5人中4人が正しく理解される可能性を過大に見積もった。
話し手は自分の意図に強い思い込みがあるので、聞き手が同じように聞いてくれると信じていた。
だから、ほとんどの人は過信をするので、誤解を与えるような言い方をするのですね。
ちょっと一言
自分は明確に伝えていると思っていても、相手によって解釈が異なることを知らないでいると、うまく伝わったと思い込んでしまうということでした。
これを防ぐためには、相手のことを知る必要があります。
何を知っていて知らないのか、今どう状況で何を思っているのか、どういう信念の基で考えたり行動したりしているかなど、相手の情報をなるべくたくさんあった方が良いです。
その上で、自分が伝えたい事じっくり考えて伝えれば、そんなに過信することもありませんし、誤解も減ると思います。
また、相手もじっくり考える人なら、誤解はだいぶ減ると思います。
まぁ、そんな人はごくわずかですが。
余計なトラブルを避けたいなら、相手のことをじっくり考えてから話した方が良いと思います。
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