コミュニケーション

最初から好き嫌いで相手の話を聴いていると自分の意見が偏りやすい!?

投稿日:2020年8月1日 更新日:


 

みなさんは人の行動を正しく見られていますか。

 

というのも、人間って思い込みによって同じ行動をする人を見ても結構左右されるのです。

 

例えば、ある大企業の社長がいたとします。

 

その社長は会社を存続させるために、大幅なリストラをしました。

 

これを、その社長が好きな人からすれば英断だと評しますし、嫌いな人からすれば自分勝手だと評価されるかもしれません。

 

要するに、人間ってなかなか正しい判断ができないのです。

 

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自分の考えを基に人の行動を見ると!?

クイーンズ大学のウィリアム・フォン・ヒッペルたちは、マークという男性が様々な行動をとる様子が写っている一連の動画を被験者たちに見せた。(1)

 

まず被験者全員に、動画の情報に基づいてマークという人物について感想を書いてもらった。

 

それから、被験者の半数には「マークが好ましくない人物」として、説得力のある文章が書ければ報酬を与えると説明した。

 

もう半数の被験者には、マークが「好ましい人物」として、説得力をもって書くことができれば報酬を与えることを約束した。

 

そして、動画は2パターンあった。

 

1つ目は、最初の方でマークの好ましい行動ばかり流し、後半から徐々に好ましくない行動をとっていくというもの。

 

2つ目はその逆。

 

その際、動画をどこまで観るかは被験者にゆだねられ、好きなタイミングで動画を中断して、評価を書くことができた。

 

その結果、すべての動画を最後まで観てから、自分の意見と一致する行動についてのみ議論することを選ぶ被験者は少なかった。

 

むしろ多くの被験者は、多くの情報を集めた。

 

はじめの方で自分が求める意見(マークが「好ましい人物」か「好ましい人物」)と一致する行動の映像が流れると被験者は動画を見るのを早めに中断する傾向があった。

 

一方で、最初の動画で自分の求めている意見と矛盾していた場合は、動画を長く観続けた。

 

その後、課題の感想を書き終えた被験者たちに、マークについての個人的な意見を訊いた。

 

その結果、偏った情報収集を通して、多くの被験者たちはマークが自分の望む通りの性格だということを自分に言い聞かせていた。

 

つまり、マークを「好ましい人物」として主張すると報酬がもらえる人は、その反対の支持を受けた被験者よりも、よりマークが好ましいと考える傾向が強かった。

 

自分が思っていることはみんなも思っている!?

さらに、研究者たちは他の被験者たちが抱いたマークの印象をを正確に予測できれば、追加で報酬を与えると伝えた。

 

その結果、大多数が自分と同じ印象を持ったはずだと答えた。

 

最後に、より説得力のある感想を書いたのは偏った情報収集をした被験者たちであることがわかった。

 

より公平な立場から情報を集めた被験者が書いた感想は、説得力が低いと評価されがちだった。

 

つまり、情報収集が偏っていればいるほど、被験者たちは自分の意見を強く信じこもうとしていた。

 

「偏った情報収集の中身」と「報酬をもらえると説明されたマーク象」が一致した時、被験者たちは最も効率よく議論を展開していた。

 

ちょっと一言

まぁ、確証バイアスと同じですね。

 

人間って最初に考えたことが正しいっていう思う性質があるのです。

 

だから、その正しさに合致す情報ばかりに目が向き、それ以外の情報は排除しようとするのです。

 

結果的には、すごく偏った見方になってしまうのですが、それにほとんどの人は気づきません。

 

偏るということは、視野が狭くなるということです。

 

そうなると、間違いにも気づきにくくなります。

 

というか、ほとんどの人が(僕も含め)バイアスに捉われてしまいがちです。

 

そうならないためには、たくさんの視点を持つことが大事です。

 

そうすることで視野が広がり、色んなチャンスなどにも気づきやすくなります。

 

ですので、いろんな人の意見などに耳を傾けるということはそういう意味で大事なんですよね。

 

その際、正しいとか間違っているとか判断をしないことがポイントです。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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