誰かと会っても、なかなか会話が盛り上がらないことってあったりしませんか。
で、盛り上げようと思って笑いをとったり、大声を出しても盛り上がりに欠けたこととかありませんか。
ところが、人間が盛り上がれる時の脳のシステムを理解していれば、誰でも盛り上げ上手になれます。
盛り上がりたいなら目新しさを!
神経生物学者のニコ・ブンセックとエムラ・デュゼルは、「オドボール実験」を行った。(1)
被験者たちに何枚もの画像を見せ、その間にfMRIを使って彼らの脳をスキャンした。
ほとんどの画像は、同じ顔写真や同じ場所の写真だったが、まれに目新しい(オドボール)の画像が表示された。
その結果、目新しい画像を見ると、新しい情報を処理する脳の中枢部(黒質と腹側被蓋野)が活性化した。
つまり、会話を盛り上げたいなら、目新しいことを話したり何か持ってくればいいのです。
そうすれば、記憶にも残ってくれますし。
会話が盛り上がる理由!
新しい情報を処理する中枢部は、扁桃体(大脳基底核の近くにあるアーモンドの形をした神経線維の束)の中にあるドーパミンが分泌される経路とリンクしています。
新しい話題やアイデアを耳にすると、この領域のドーパミンの分泌量が増えて気分が良くなります。
さらに、ドーパミンが分泌されると、人間はもっと報酬を求めるようになります。
つまり、目新しい話をするだけで相手はもっと聞きたいと思い、話し手はもっと話したいという気になるのです。
研究者のデュゼルは、「人間は新しい物を見ると、それが何らかの形で報酬をもたらすのではないかと期待します。。新しいものに対する期待感があるからこそ、人間は新たな報酬はないかとあたりを探すようになるのです」と言う。(2)
ちょっと一言
目新しいことを話題にすると、会話が盛り上がるということでした。
要するに、次どうなるんだろうみたいな期待が報酬をもたらすので、勝手に会話が盛り上がるのです、脳科学的に。
ただし、みんながわかるような内容にしてください。
マニアックな内容でも周りがそれに興味を持っていればいいのですが、そうじゃないとただすべります。
ですので、例えば、みんなでパーティーをする時に少し変わったものを作って持っていくとか。
そうすれば、「これ、どうやって作ったの?」みたいな話になります。
後は、自分の強みがわかる、心理学的に信憑性のある「性格診断テスト」を教えてあげるとか。
Character Strengths, Character Building Experts: VIA Character
これは使えますよ。
だって、自分のことに興味のない人間なんていませんから。
また、自分の好きなことは好きなことで突き詰めればいいですが、相手が聞きたくなるような見せ方も必要だということです。
いくら料理が好きでも、相手が嫌いなものを持っていったりすれば盛り上がらないのは当然ですよね。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
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