よく、「公平がいい」とか「平等が大事」だとか言われます。
そんなに人間って公平とかに敏感なのですかね。
とはいっても、他の誰かがひいきにしてもらっているところを見たりすれば、うらやましくなったりしますよね。
今回はそれをお金で再現した研究を紹介します。
人間は公平が大好き!
シカゴ大学の行動経済学者リチャード・セイラーたちは、最後通牒ゲームという実験を行い、人々が公平ということを重視しているかどうかを調べた。(1)
実験では、あなたに10ドルが与えられ、そのうちの0~10ドルの間の好きな金額を見知らぬ人に譲るように指示した。
相手がその額を承諾すれば、相手もあなたもその配分で現金がもらえる。
一方で、相手が拒否をすればどちらも何ももらえないというルール。
その結果、大半の人がひどく不公平な取引を拒否したため、双方とも報酬が得られなかった。
ただ、譲られる金額が2ドル以上になった時、ようやく合意が見られた。
ほんのなんセントか渡しても、相手は公平を求めるために拒否をしてしまうんですよね。
このことは脳科学でも証明されているようです。
公平・不公平は能を見てもわかる!
UCLAの神経科学者マシュー・リバーマンたちは、こうした社会的ゲームを行っている人たちの脳を調べた。(2)
その結果、公平な申し出には脳の報酬系が活発になる一方、不公平な申し出には苛立ちを抑えるために、自制を促す脳の回路が働いていることがわかった。
つまり、不公平な目に遭うと、脳は貴重な塾考システムの能力を、平静を保つために費やすのです(それが起こるのは譲られる金額が2ドルになった時)。
ちょっと一言
人間って、2ドルくらいで公平だと感じるのです。
だからといって毎回みんなに2ドルずつ配る必要はありません。
前にも紹介しましたが、人間は自分の話を聞いてもらっているだけで現金をもらうのと同じ効果があるのです。
それくらい人は自分の話を聞いてほしいのです。
つまり、一人ひとりの話を聞いてあげれば、公平だと感じ、あなたは相手から公平に扱ってくれる人だと感じるのです(無意識に)。
ただ、相手を褒める時は誰もいないところで褒めた方が良いです。
なぜなら、一人だけ褒められると、不公平感がでてしまうので。
そうなると、余計なことで足を引っ張られたりするかもしれないので、褒める時は気を付けてください。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
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