みなさんは誰かを信用したことがあると思いますが、その時に何で判断されましたか。
性格や能力など判断材料は様々あると思いますが、大体は顔で決めているのです。
「そんな、まさか」と思うかもしれませんが。
投資ゲームで相手の顔によって信用が左右されるのですが、では過去の経歴はどうなんでしょうかねというのが、今回の研究のポイントなのです。
みなさんはどう思いますか。
信用は顔以外でするのか?
ウォーリック大学のニック・チャーターたちは、アレクサンダー・トドロフたちが作った信頼性の印象モデルに基づく顔を作って、投資実験を行った。(1)
これは実験参加者が画面に表示される顔の人物(被験者は実在する人物だと思っていた)を相手に、一連のオンライン投資ゲームを行うというもので、ゲーム自体には高リスクの標準的な経済ゲーム。
パートナーに投資することを決めると投資額は3倍に膨れるが、その金はパートナーのもとにとどまり、使い道はパートナーが決めることになっていた。
真に信頼できるパートナーなら、好意に報いて3倍になったの半分以上を自分に戻してくれるだろうが、真に信頼できないパートナーの場合は、金を全部自分のものにしてしまうということ。
この実験では、参加者たちにゲーム相手が実在する人物だということを確実に信じ込ませるために最新の注意が払われた。
パートナーとあまり変わらない見かけになるように、参加者たちの写真もコンピュータープログラムによって加工され、毛髪のない状態で表示された。
また、参加者たちが5分以上遅刻してきたっ場合は、オンライン上のパートナーとの取引を放棄したという名目で、別のセッションが再設定された。
その結果、参加者たちは信頼できるように見えたパートナーにより多く投資した。
ところが、パートナーの過去の投資行為に関する情報を提供された場合にもその傾向は変わらなかった。
優しそうな顔だと信用されやすいのですね。
子どもは大人以上に・・・!?
西オーストラリア大学のジリアン・ローズたちは、5~10歳の子供たちに信頼性の高い顔を良い人だと思って選んでもらった。(2)
この実験では、子供たちに”トークン・クエスト”というゲームをしてもらった。
ゲームの構造は、子供たちはお金の代わりに海賊の宝に見えるトークンを投資するというものだった。
その結果、子供たちは信頼できる顔つきのパートナーにより多くのトークンを投資していた。
また、この実験には、プレーヤーがトークンを支払えば、パートナーの顔が見られるゲームも含まれていた。
大人の場合は、3分の1以上がトークンを支払ってパートナーの顔を見たが、子供たちは顔を見るのにさらに熱心だった。
ちょっと一言
人間って最初に見た相手は大体顔で判断するということでした。
まぁ、初対面なら他に情報がないので顔で信用できるかどうかという風に進化してきたのかと思います。
みなさんも信用できる人、できない人を雰囲気で判断したことがあるかと思います。
過去の経歴なんかは嘘かもしれないですし、やっぱり顔っていろんなことを物語っているのですかね。
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