「働き方改革」だの「残業時間を減らせ」だのと言われております。
ただ、僕が思うのは、一般的に8時間くらいサラリーマンなら勤務していると思うのですが、8時間ずっと集中するなんて絶対に不可能だということです。
逆に言えば、集中できていないから残業時間が多くなるんじゃないの?という理由になる研究を今回は紹介します。
(ただ全員に当てはまるわけではありませんが)
集中できていないのはマルチタスクのせい!?
カリフォルニア大学アーヴィン校のグロリア・マークたちは、非常に緻密な作業を行うコンピューター・プログラマーを1日8時間、計3日間観察したところ、プログラマーたちは3分おきに集中力を切らしていた。(1)
他の研究でも、会議中にノート型パソコンを使用すると2分おきに気が散っていたことがわかった。(2)
また、メルボルン大学のテリー・ジャッドたちの研究でも、校内のコンピュータールームで勉強中の医学生も5分おきに作業を切り替えていることが示された。(3)
ラフバラー大学のトーマス・ジャクソンたちは、イギリスのある企業の社員を対象にし、eメールをどのくらいの頻度で確認しているかを調査した。(4)
その結果、社員の85%がeメールを受信してから2分以内に内容を確認していた。
また、70%は6秒以内だった。
ちなみに、この企業ではメールを確認する頻度について規定を設けておらず、メールを確認するタイミングはここの裁量に任されていた。
ただ、確認していると思うかもしれませんが、これって集中できていないのです。
作業を頻繁に中断するとろくなことにならない!
ノースカロライナ州立大学のクリス・パーミンたちは、コンピューター・プログラマーたちの集中できる時間を調査した。(5)
その結果、1万回のプログラミング・セッションの半分で、中断した作業への復帰に要する時間が5分以上かかった。
そして、プログラマーが1分以内に作業に復帰したのは6回に1回だった。
さらに、グロリア・マークたちの調査によると、コンピューター・プログラマーが自ら作業を中断し再開するまでに平均して25分以上もかかっていた。(6)
作業を頻繁に中断するプログラマーたちは、作業こそ完遂したものの、1つの作業に集中する傾向のあるプログラマーよりも業務にストレスを感じていた。
ちょっと一言
ようは、シングルタスクが一番だということが言えますね。
ちょこちょこ休憩を挟んだり、あれこれやると結局時間もストレスもかかるので全力で1つのことに集中した方が良いのは間違いないみたいですね。
だからといって、2時間も3時間も同じことに集中し続けるのほぼ不可能なので、最低30分~1時間くらいが限度ではないかと思います。
そこは自分でどれくらいかを測ってみてください。
ちなみに、僕は1時間ももちません。
ダメな時は30分くらいで素直に諦め、散歩したりします。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
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