集中

良い気分で勉強すると、成績が下がっちゃうかもよ

投稿日:2017年6月2日 更新日:


楽しい

 

普段からポジティブになった方が幸福度や満足感が上がったりして、自信につながり、より大きな成果を手にできるとポジティブ心理学では言われています。

 

ただいつでもポジティブにいればいいかと言えば、逆にそれはそれで危険なんです。

 

誰の研究だったか、今すぐ思い出せませんが、テストのために勉強する時、ポジティブに考えたグループとネガティブに考えたグループでは後者の方が成績が良かったんです。

 

プロセスは楽観的に考えるとうまくいくことしか考えてないのでほとんど勉強せず、一方悲観的に考えると悪い状況に対してきちんと対策を立てたから成績が良くなったというわけ。

 

ポジティブ、ネガティブになるのは良いか、悪いかは状況によるということですね。

 

認知的な力を発揮する時はどうもポジティブな要素が邪魔になるらしいです。

 

今回はそのあたりに研究を。

 

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2008年、シモーヌ・シュナル、ヴィクラム・ジャズワル、クリスティーナ・ロウの論文で子供たちを対象にした2つ実験があり、

 

良い気分VS悲しい気分

1つは10~11歳の子供たちを2つのグループに分け、第一グループの子供たちには良い気分になるとされる音楽を聴かせ、第二グループの子供たちには悲しい気分になるとされる音楽を聴かせた。

 

その後、全員に隠し絵課題(絵の中に隠されている図形や数字を見つけるテスト)をやってもらった。この課題が得点として表れるのは子供たちの細部の注意力。

 

結果、良い気分にさせてくれる音楽を聴いた子供たちは悲しい気分にさせる音楽を聴いた子供たちより得点が低かった。

 

良い気分の状態ではいけない

第二の実験では、6~7歳の子供たちに良い気分、普通の気分、悲しい気分のどれかを引き起こす動画を見せた。

 

第一の実験と同様に見てもらった後に隠し絵課題をやってもらった。そして悲しい気分、普通の気分でいた子供たちには差はなかったが、良い気分になっていた子供たちは他の2つのグループと比べて得点が低かった。

 

ちなみに言っておきますが、幸せそうな子供が成績が悪く、暗い子供が成績が良いのかと言えば、それは話が全く別です。

 

研究者のシュナールは「幸福はクリエイティブな思考と関連していることがわかっている」と。

 

この研究の中で一番大事なのは幸せ(良い気分の状態)、不幸(悲しい気分の状態)、つまり一時的に引き起こされた気分であって、性格のことじゃないってこと。

 

この研究結果は良い気分が特定の状況で細部への注意が必要な時は邪魔になるし、もう一つ言うと悲しい気分が注意力を上げてくれるものではないんです。

 

ちょっと一言

再度言いますが、ネガティブになることが良いとは言っていませんし、注意力が上がるとも言ってませんので。

 

ただ勉強など認知力が必要な時に限って言えば、良い気分になっていると細部に注意力が行き渡らないから冷静になってからやった方が良いよという話です。

 

自分の気分を管理して、自分の置かれている状況をきちんと把握し、調整して、行動するのが望ましいんじゃないでしょうかと僕は思いますが、いかがでしょうか。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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