よく、子供に対して「集中力がない」なんていう大人がいますが、みなさんもそんなことを言われた経験ありませんか。
そもそも、集中力があるないとかではなく、身に付けさせればいいのです。
集中力のもとは運動?
イリノイ大学のチャールズ・ヒルマンは、様々な運動と脳の関係について調べてきた結果、成績を向上させたいなら、フィットネスのような単純な体操が子どもには一番効果があることを発見した。(1)
彼の研究チームは、9歳から10歳の子供たちがフィットネス体操をしたデータをとった。
思考力、理解力、記憶力を測定するために考案された知能検査を子供たちに受けてもらって、フィットネスをしていた子供たちは、記憶力のテストでとてもいい成績をおさめた。
さらに、彼らの脳をスキャンすると、彼らのフィットネスレベルは脳の海馬(一時的に記憶を保持することに関係している場所)の大きさに関連していることがわかった。
研究者たちは、さらに研究を続け、運動が子供の脳の機能にすぐに影響があるかどうかを調べた。
そのために、子供たちを2回研究所に招いてテストを行った。
1回目は子供たちに軽いエクササイズをしてもらった。
ルームランナーを使った20分の早歩き。
2回目はじっと椅子に座ってもらった。
2回とも、それぞれの行動をとってもらった後、同じ知能テストを受けてもらった。
それは、コンピュータスクリーンに映し出される情報を理解するというものだった。
その際、スクリーンには彼らを惑わす楽しいアニメが登場するが、それらに気をとられずにスクリーン上の情報を理解しなくてはならなかった。
このテストは、注意力と集中力を試すもので、子供たちが宿題をしている時に、携帯の着信音に似た音も鳴らしていた。
これをわざと行ったのは、宿題を終わらせるために誘惑に負けずに課題に集中できるかどうかを見るためのものだった。
その結果、テスト前に軽くランニングをした時の子供たちは、じっと座っていた時の子供たちよりはるかに優れた集中力を発揮した。
そればかりか、脳の機能に素晴らしい影響をもたらしていた。
脳の前頭部と前頂部では、集中力に必要な神経細胞が活性化し、この細胞の活性はじっと座っていた子供たちより顕著に現れていた。
集中力と運動の関係!
狩猟採集民だった人類は、長い間の中で進化してきました。
野山を駆けずり回り、狩りをしたり、草木を食べながら生き延びてきました。
つまり、人類は走り回りながら、頭を使って生きていく工夫をしてきました。
だから、体を動かすことは遺伝子に組み込まれているようです。
「ようです」といったのは、誰も確認はできていないという意味です。
ですが、まぁそう考えるのが自然だと思います。
運動すると、記憶力や集中力が上がるのは間違いないので。
ちょっと一言
運動すると、じっと座っている時よりはるかに集中力や注意力が向上するということでした。
ちなみに、脳科学者たちは学校のカリキュラムについて、椅子に座らせて授業を受けさせるより、もっと休み時間を増やし、もっと運動させるべきだと考えているようです。
僕もそう思います。
そういう研究結果が出たなら、それに従った方が得策だと思います。
授業中うるさくて注意する先生がよくいましたけど、注意してもさほど効果はないのですから授業の前に軽く運動させてみては。
僕自身は朝、SIT(スプリント・インターバル・トレーニング)というものをやっています。
30秒全力でバーピー、3分休憩、また30秒全力でバーピー。
これだけで脳の機能が改善し、免疫力もあがり、しかも週2、3で効果があるということです。(2)(3)(4)
子供なら、外で遊べば絶対全力で走ったりするので、遊ばせてから宿題をやらせるのもありだと思います。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
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