僕自身、子供の頃から好き嫌いはありませんでした。
逆に好き嫌いがある子供を不思議に思っていました。
ところが、この「好き嫌い」はもしかして母親の影響もあるのではないかという研究がありました。
そういう意味では、僕の母はとりあえず何でも食べていたので、そのおかげで僕も好き嫌いがないのかもしれません。
好き嫌いは妊娠中や母乳をあげる母親のせい!?
味の好みの発達について長く研究しているフィラデルフィア市モネル化学感覚研究所のジュリー・メネラのグループの研究では、妊娠中ににんにくを食べ、アルコール飲料を飲み、あるいは喫煙した母親たちの乳児は、胎内でこうしたにおいにさらされなかった乳児と比べて、これらの香りを好みやすいということがわかった。(1)
また、母乳育児も味覚の嗜好(健康食品への好みも含め)に同じような影響を与えることもわかった。(2)
母乳を上げている時期にニンジンジュースを飲んでいた母親を持つ乳児たちはこの早期の経験をしていない乳児に比べ、のちに「ベビーフード」に出会うと、ニンジンのフレーバーをより好んでいた。
それは初期に母親がレバーとほうれん草を食べていれば、その子供もレバーとほうれん草を好む可能性が高くなることを示唆していた。
好き嫌いは乳児期で決まるかも!
オランダの嗅覚研究者、E.P.カスターは、ドイツの子供たちがバニラフレーバーの粉ミルクで育ったことと、5、60年にわたってこの商品が使われ続けてきたことを知っていた。(3)
バニラの味を早期に経験したことが、その後の嗅覚嗜好にどのように影響を及ぼすかについて、1990年代後半にドイツのフランクフルトの見本市で調査が行われた。
研究チームは、ケチャップサンプルのブースを設置した。
一つのコップには普通のケチャップを入れ、別のコップにはバニラ味のケチャップを入れた。
20代後半から30代前半の男女合わせて133人がこの二つのタイプのケチャップのモニターとなった。
会場に初めて入場した時に、見本市の参加者たちに配布されたアンケートの結果から、研究者たちには、乳児期で哺乳瓶で育った人たちと、母乳で育った人たちはわかっていた。
その結果、哺乳瓶で育った人たちは母乳で育った人た値と比べると、かなりバニラ味のケチャップを好んでいた。
ということは、今好きなもの嫌いなものは乳児期に何を口にしていたかで変わるということですね。
ちょっと一言
子供の好き嫌いは、妊娠中や授乳期に何を与えられるかで決まるかもしれないということでした。
だからといって、「俺の野菜嫌いは全部母親のせいだ」みたいなことではではないので。
大人になれば、ある程度コントロールできるのでちゃんと栄養さえ摂れていれば、何の問題もないと思います。
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