子供って、年齢に上がるにつれ、色んなことを考えられるようになります。
では、具体的にいくつの時はどれくらい考えられるのかってちょっと気になりませんか。
特に、子供がいる人は。
今回、紹介するのはある図形を見せて、年齢によってどう完成させていくのかという実験です。
年齢によって問題への取り組み方の違い!
カリフォルニア大学の発達心理学者、パトリシア・グリーン・フィードは、子供たちを年齢別に3つのグループ(6歳児、7歳児、11児)に分け、図形を使った問題を解いてもらった。(1)
まず、20本の棒を使い、四角形がいくつかつながった図形をテーブルの上に作っておいた。
それから、子供たち一人ひとりに同じように20本の棒を与え、その図形と全く同じものを作るように指示した。
その結果、6歳児は1本の棒を置き、そこにつなげる形で次の棒を置いた。
既に置いた棒と離れたところに四角をつくることはなかった。
しかも、必ず最後においた棒と接するように棒をつなげていった。
つまり、手探りで組み立て、苦労しながらも手本通りに配置していった。
ただこれ以外の方法ではできなかった。
次に、7歳児は最後に置いた棒にばかりつなげるのではなく、またどこにもつながっていない四角形をつくることもあった。
その上で、残りの棒を使ってその四角形同士をつなげていた。
彼らは全体のパターンを見つけ出し、個々の単位を作ってつなげることでそのパターンを再現していった。
11歳児になると、それを見た瞬間、全体のパターンをつかんでいた。
その上で、そのイメージを頭で覚えたまま、問題の別の側面に目を向けていた。
彼らはこの図形を棒単位では捉えていなく、四角形単位の問題ですらなかった。
全体のパターンが頭に入っていて、いろんなやり方を試しながら再現していった。
この年齢の差による違いについて、研究者は、「脳には物体を順番に配置する領域があり、そこに必要な神経回路ができていないと、より高度なやり方で問題を解くことはできない。また、図形を物理的に再現する作業(どういうやり方で棒をつなげていくか)は、考えや言語を組み立てるのによく似ている」と説明。
ちょっと一言
年齢に応じて、思考力は上がっていきますが、6歳児と7歳児の差はたった1年でも能力にはるかに工夫ができていたことにびっくりしました。
後は、言語をどう使うのかと同じように物理的な組み立ても比例しているようでしたね。
もしかしたら、これって大人にも当てはまるのかなっていう気がしました・・・。
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