発達心理学

自分の子供(幼児期)のIQを伸ばしたかったら言葉の種類と数を増やして質問したりしよう!

投稿日:2020年12月2日 更新日:


 

今回は子供のIQについてです。

 

子供でも、勉強ができたりできなかったり、言葉の使い方がうまい子供もいればそうではない子供もいると思います。

 

ただ、幼児期から結構大きい差が出るみたいなのです。

 

一体なぜだと思いますか。

 

それは経済的格差が大きな原因だとよく言われます。

 

これから紹介する研究はそれが間接的な原因にはなっているのは間違いありません。

 

ただ、もっと重要なことがあるのです。

 

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裕福な家庭の子どもだからIQが高いわけではない!

カンザス大学のペティ・ハートたちは、子どもたちの認知能力が何で影響を受けるかを調べるために、アメリカの家庭を詳しく観察して、親と子供の関わりを綿密に調査した。(1)

 

研究者たちは、1980年代初めころに、カンザス市在住で新生児がいる42の家庭を対象に調査を始めた。

 

調査では、人種も経済状況も異なる様々な過程を2年以上にわたり月1回訪問して、毎回1時間滞在して、その1時間の間家の中で話されたすべての言葉を録音した。

 

その後、録音したものを書き起こし、子供の言語習得の度合いと、親のコミュニケーションの取り方を分析した。

 

そして、研究者たちは過程を3つのグループに分けた。

 

生活保護を受けている家庭、労働者階級の家庭、専門職の家庭に分け、出てきた数値を比較した。

 

その結果、グループによって語彙の発達の程度が大きく異なること、そしてグループ間の差は早い段階から開いていくことがわかった。

 

3歳になるころには、専門職の家庭の子供が1100語を身に付けるのに対して、生活保護の家庭で育った子供が身に付けたのは525語だった。

 

また、IQは語彙の発達と密接に関係していた。

 

専門職の家庭の子どもたちのIQは平均117で、生活保護の家庭の子どもたちのIQは平均で79だった。

 

その後、この差の原因を研究者たちは突き止めた。

語彙のスコアと、子供の家庭を直接観察した結果を並べてわかったのは、子供の語彙の多さと最も綿密に関係するのは親が子供にかけた言葉の多さだった。

 

それは訪ねた家庭によって大きく異なっていた。

 

専門職の家庭では、親から子供に、1時間のうちに平均して487の発話があった。

 

ちなみに、この「発話」には、一語の命令や、長い独り言も含めた。

 

一方で、生活保護の家庭では、子供が1時間に耳にする発話は178だった。

 

つまり、3歳までに生活保護の家庭の子どもたちが耳にするのは平均して1000万語程度だが、専門職の家庭のは3000万語以上耳にする計算になる。

 

さらに、子どもたちが聞く言葉や発言の種類もグループによって異なっていた。

 

最も基本的な違いは、禁止したり非難したりといった「気持ちを挫く言葉」と、褒めたり認めたりといった「励ましの言葉」の数にあった。

 

3歳までに、平均的な専門職の家庭の子どもは約50万の励ましの言葉と、約8万の「挫く言葉」を耳にした。

 

一方で、生活保護の家庭の子どもの場合は、その数字が逆転して、約8万の「励ましの言葉」と、約20万の「挫く言葉」を耳にした。

 

また、耳に入る単語の数が増えるほど、語彙の複雑さも増した。

 

研究者たちは、「幼い子供の教養と社会化に必須と見なす基本的な言葉の言い回し、つまり指示や命令については、どの子供もだいたい同じくらい聞いて育つそして、貧困家庭のの子どもはそれ以外の言葉をほとんど聞かないが、裕福な家庭の子どもは基本語に加えて数百万の言葉に接する。そうした数百万語こそがより変化に富んだ、より豊かな言葉だった。言葉が単純な命令を越えたもの発展するにつれて、会話は過去と現在について、感情について、抽象概念について、物事の因果関係について語るものへと花開いた。こうしたこと全てが子供の知的発達を促すのだ。『それを置いておきなさい』や『豆を食べてしまいなさい』という命令だけでは、発達を促す刺激にはならない」という。

 

また、幼児期に聞く言葉の数と種類がその後の子ども時代のIQや能力に密接に関わっていることがわかった。

 

言葉に関する体験は、経済的地位や人種など他の何よりも重要だった。

 

ちなみに、禁止の言葉や気持ちを挫く言葉をたくさん聞くほどIQに悪影響があった。

 

一方で、肯定的な言葉や、質問や複雑な文章を聞くほど、IQにプラスの影響があった。

 

ちょっと一言

裕福な家庭では、たくさん肯定的な言葉や複雑な言葉を聞くから、その家の子どは結果的にIQなどが高くなるのです。

 

ですので、裕福であろうがなかろうが親がしっかり子供に話しかければいいのです。

 

ただ、一方で、裕福ではない家庭な場合は、言葉の数や種類が少なかったり、どうしても否定的な言葉を発してしまうのも事実かと思います。

 

まずは気持ちを安定させるために運動したり瞑想したりするのもいいかと思います。

 

その辺りは自分で自由にやってください。

 

ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
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【Yoske】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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