発達心理学

子どもをダメにしてしまうヘリコプターペアレントってどういう親!?

投稿日:2020年1月22日 更新日:


 

カリフォルニア大学ロサンゼルス校のジェームズ・ウッドの念の研究によれば、子供が1人でやっていること、あるいは1人でできたであろうことに親が代わりにやってしまうと、子供が何かに「習熟」する経験を制限することになり、その結果、子供は分離不安症になるのだというようです。(1)

 

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ヘリコプターペアレントに育てられた子供って!?

テキサス大学オースティンの研究者たちは、ヘリコプターペアレントについて調査した。(2)

 

全国の大学の学生課に勤める人を対象に聞き取り調査を行ったところ、それぞれの大学にいるヘリコプターペアレントの割合はいずれも40~60%だという結果が出た。

 

そして、研究者たちは子供のためになる親の行動と、子供の害になる親の行動を見つけようとした。

 

その結果、子供のためになったのは、親がヘリコプターのように上空を旋回して見張っている子供の年齢が適切な場合、親と学生がきちんと対話している場合、学生が自分で行動する自信を持っている場合、学生が手を貸してほしい時だけ親が手を貸す場合だった。

ちなみに、これを「ポジティブな親の介入」というそうです。

 

一方で、ネガティブな影響を与えるヘリコプターペアレントは、不適切に(時にひそかに)子供の人生や人間関係に介入していた。

 

キーンステート・カレッジのネイルモンゴメリは、全国の300にのぼる大学の新入生を対象に調査を行った。(3)

 

その結果、ヘリコプターペアレントに育てられた学生たちは、新しい考えや行動を受け入れられない傾向があり、傷つきやすくて、不安を感じやすく、また自己中心的であることがわかった。

 

研究者は、「責任感が養われていて、常に親に監視されていることのない学生に関しては、正反対の結果が出た」とコメント。

 

テネシー大学チャタヌー校のテリ・ルモアーヌたちは、300人以上の学生を対象に調査を行った。(4)

 

その結果、ヘリコプターペアレントに育てられた学生は、不安やうつ、あるいはその両方の治療を受けることが多かった。

 

ジャーナル・オブアドレセンス誌が2012年に438人の学生を対象に調査を行った。(5)

 

その結果、やりすぎた子育てが成人形成期の発達を阻害していることが明らかになった。

 

その理由は、自立した大人になるために必要な大切なスキルを実践したり発達させたりする機会を成人形成期の若者に充分与えなかったから。

 

また、ジャーナル・オブ・チャイルド・アンド・ファミリ・-スタディーズ誌は、2013年に297人の学生を対象に調査を行った。(6)

 

その結果、ヘリコプターペアレントに育てられた学生は、うつ病になる確率が非常に高いうえに、自分の自制に対する満足度が低いことがわかった。

 

この幸福度の低さは、学生の自主性と自己の権限を求める基本的な心理的欲求が侵害されていることが原因だとされた。

 

ちょっと一言

ただ、このヘリコプターペアレントって自分では気づいてはいないので、どうにもならない気がします。

 

後は、子供がいち早く家を出ることくらいしか対策としてはないような気がします。

 

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