今回は親子関係がその子供の成績に影響するという話です。
もし自分の子供の成績を上げたという親御さんはまず塾に通わせるより自分の子供に対する態度を変えるだけでも成績が上がるかもしれません。
とはいっても、どんな親でも自分の子供のためにベストを尽くしているかと思います。
ただ、頑張り方の方向性を間違えるとうまくいかないこともあります。
では、子供に親がどう接すると子供の成績は伸びるのでしょうか。
親子関係と子供の成績は関係があるの!?
コロンビア大学のクリスティー・ブレッディ・スミスたちは、親子関係と子供の成績について調べた。(1)
この研究では、スリーバック評価法という手法を用いた。
この方法で、母親と子供が遊んでいる姿を10分間録画した。
録画の際には、親子は3つの異なるアイテム、絵本、パズル、ままごと道具が別々の袋に入ったものを渡された。
母親は、それを使って子どもと遊ばせるように指示された。
遊んでいる様子は録画され、その後、親の行動の見本に照らし合わせて数値化された。
親は「敏感さ」「押しつけがましさ」「認知能力の発達を促す刺激」「無関心」などの度合いを評価され、子供に向けたS肯定的な反応と否定的な反応の量が測定され、それぞれの要素を7段階で評価した。
その結果、家庭の経済状況と親のスコアの高さと子供の成績に強い相関関係があった。
つまり、裕福な家庭の子どもたちは、概して敏感な反応や励ましの言葉を多く受け、介入しすぎず、かと言って無関心でないという態度で育てられているという傾向が強く、共通テストでも大体いい成績をとっていた。
また、これは偶然なのか他にも理由があるのかということを調べるために、子育ての方法と経済力、経済力と子供の試験の得点、子育ての方法と試験の得点という組み合わせそれぞれの相関関係についてわずかな差異も特定できるように入念に分析した。
その結果、経済力以上に子育ての方法が重要だった。
手を出し過ぎる親、無関心な親に育てられた子供は一様に学校の成績が悪く、IQ、学力、行動、などを測定する様々なテストでも得点が低かった。
ちょっと一言
要するに、ポジティブな言葉をかけ、普段は子供の自律性を重んじ、何かあった時は手助けをしてあげられる親が一番いということですね。
ちなみに、中流階級の子育てが一番最善だったようです。
わかりませんが、裕福な家庭は親が共働きで忙しくて子供にかまってあげられなかったりするのかもしれません。
まぁ、それは貧しくて仕事をするだけで精いっぱいの家庭も同じことが言えるかと思います。
ですので、たとえ1時間でもいいので子どもと話せる時間をとっておくことが子供の将来の役に立つのではないかと思います。
もちろん、毎日話す必要はありませんが、常に話せると思えるような安心感みたいなものも、時間を常にとっておくことで与えられるのではないかと思います。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
良かったらチェックしてみてください。
https://twitter.com/7pryQDbmp1FMQdF/status/1290640919264288768?s=20
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