今回は、成績が良くなる子育てのスタイルについてです。
よく、子供の成績を上げるには塾に通わせたりします。
中には、「うちはお金がなくて塾に通わせられないから子どもの成績が甘良くない」とか思っている方もいるかもしれません。
ですが、子供の接し方を変えるだけで成績が上がるならその方法を知りたいと思いませんか。
指導型の子育てが良い理由!
カリフォルニア大学のダイアナ・バウムリンドは、子育ての3つのモデル(許容、権威主義、指導主義)について説明し、比較しています。
その中で最も良い子育てが指導型のようです。
指導型は、子供の選択に影響を与えようとするが、命令や懲罰によって行うのではなく、説明し、子供の価値観を形成するという試みで、目標を達成させようとする。
研究者は、「指導型の親は、子供のやることに指示を出そうとするが、問題解決に焦点を合わせた良識のあるやり方で行う。口頭でのやり方を促し、自分の方針の背後にある理由の子供と共有して子どもが従うことを拒否した時は異議の申し立てを要求する。自律的な意志と規律のある同調の両方を重んじる。したがって、親子の相違点について断固として制御するが、子供を制限によって囲い込むことはしない。大人としての自分の考えを押し通すが、子供の興味や独特なやり方も認識している。指導型の親は、子供の現在の資質を肯定しながらも、将来の行動の基準を設定する。説明、権力と、管理と強化による形成を用いて目標を達成する。集団の合意や子供個人の欲望のに基づく決定を行わない」と説明。(1)
要するに、子供の自律性を尊重しながら、自分の意見も子どもにちゃんと伝えるっていうことですね。
で、実際にそういう子育てをするとどうなるのでしょうか。
指導型で育てられた子供は?
スタンフォード大学のサンフォード・ドーンブッシュたちは、サンフランシスコ・ベイエリアの7836人の高校生のサンプルを調べた。(2)
その結果、指導的な子育てを経験する子どもは成績が良いことがわかった。
また、アメリカの他の地域データを使った他の複数の研究からも同様の結果が得られているようです。(3)(4)
また、社会学者のタック・ウィン・チャンたちは、育児スタイルが及ぼす学業以外の影響について調べた。(5)
イギリスの世帯パネル調査の青年パネルを使い、指導型の育児スタイルの子どもは学業成績が良いだけでなく、主観的な幸福度と自尊心が高いことがわかった。
さらに、こういった子どもは健康状態も良く、喫煙や薬物使用や喧嘩といった危険な行為に走ることもなかった。
ちょっと一言
ということで、指導型の子育てがいいということでした。
とはいっても、ほとんどが権威主義(命令して子供を動かす)ではないでしょうか。
「家の子どもは強く言わないと聞かないから」とか思っている人もいると思います。
ただ、完璧に指導型にしなくてもいいはずです。
自分の言いたいことを理由を添えて伝えたり、子供のいうことは尊重して最後まで聴くくらいは最低限誰でもできます。
ですので、少しずつできるところから始めてみてください。
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