発展途上国の教育問題はよくテレビで取り上げられていますが、問題自体が千差万別なので、「これをすればよくなります」みたいなものはなかなかありません。
今回はその一例として、教師が学校を欠勤してしまう発展途上国の学校の現状の問題と解決策を紹介します。
発展途上国の教育問題を解決するには?
MITのエコノミスト、エスターデュフロは、貧国の経済発展を後押しする方法を研究する開発経済学分野に、無作為抽出試験をもっと導入するように提唱している。
それを使った研究で、インドの農村地域で教育水準を向上させる方法を研究した。
研究地域では、中学生の半分以上が単純な文章を六に読むことができなかった。
教育水準が上がらない一つの理由に、教師が安定的に授業に来ないからだと疑われていた。
実際、インドの農村部のいくつかの学校では、どんな日でも教師に40%以上が欠勤していた。
そこで、研究者たちは、学校を無作為に2つのグループに分けた。(1)
実験群では、教師らに基本給に加えて少額(50ルピー。1.15ドル程度)の出勤手当を与えた。
統制群には、出勤手当を与えなかった。
その結果、出勤手当をを支給すると、教師たちの常習欠勤は半減した。
そして、生徒たちの成績も大きく向上し、特に小さい女子生徒の成績改善は著しかった。
実験の終わりごろには、実験群校の女子学生の識字率は7%も上がっていた。
いやー、すごいですね。
過去に教育にインセンティブなんか与えても、効果はないよという記事を書きましたが、発展途上国の場合は別なんですね。
そりゃそうですよね、ちゃんと食えるかどうかという給料だったら欠勤して、他で働いてたりしますもんね。
ちょっと一言
発展途上国では、教師の給料が安いから欠勤が多く、結果的に子どもの教育水準が低いままでしたが、教師たちに少額の出勤手当をあたところ、欠勤が半減し、生徒たちの成績が向上したということがわかりました。
教育水準が上がれば、その子供たちが国を発展させていくのは間違いないので、安定した給料は大事ですね。
でも、そういう国ってそもそもお金がないじゃんと思うと思います。
実は、経済が豊かになるのは信頼関係が大事だっていう研究があります。
良かったら読んでみてください。
発展途上国の経済問題の原因はお互いを信頼していないからかも!
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