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教育

継続は力なりということわざは、心理学的な意味でも理にかなっている!

投稿日:2017年7月8日 更新日:


継続は力なり

 

どんな年齢の人でも、成長するには努力が要ります。

 

さらに努力は継続しなくてはなりません。

 

心理学的にも、努力を継続する人は成長しやすいということがわかっています。

 

では、どんな人が継続しやすいのでしょうか。

 

その答えがわかれば、誰でも努力を継続することができます。

 

それを理解してもらうには、前に子供を褒める時は結果よりプロセスを褒めた方が、どんどん難しいことにチャレンジをしていくっていう話をしましたが、今回は大学生や社会人も含めたマインドセット(心構え)について紹介したいと思います。

 

簡単に概略を説明しますと、結果を褒めると、できたときは良いですが、何か失敗、間違いをした時は才能や能力がないからだと思うようになります。

これが硬直マインドセットと呼ばれるものです。

 

しかし努力を褒められた子供たちはできなくても努力が足りなかったからと考え、試行錯誤を繰り返しして、できるようになり、自信がつき、また・・・の好循環の生まれてくるのです。

これを成長マインドセットと言います。

 

マインドセットはたったこの2種類だけです。

 

重要なのはこれは子供に限ったことではなく、大人や企業にも当てはまるということがわかっています。

 

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困難なタスクに立ち向かえるのは?

心理学者のキャロル・ドウェックらは11~12歳の子供たちを対象に、二つのマインドセットのグループに分けた。

 

そして、8つの「簡単なタスク」を与えた後、4つの「困難なタスク」を課した。

すると、「困難なタスク」に突入した途端、各グーループに大きな差が出た。

 

その結果・・・。

 

継続せず諦めてしまう硬直マインドセットの子供たち

ドウェックは「硬直マインドセットの子は、意図もあっさり自分の能力を過小評価して、失敗を自分の知性のせいにしはじめた。きっと、僕は頭が良くないんだ、前から記憶力が悪かったから、こういうのは元々苦手なんだというように自分の能力のせいにした」と言った。

 

困難なタスクに対し、このグループの子供たちの3分の2は明らかにおざなりな態度を示すようになり、半分以上は全く価値のない方法で取り組み続けた。

 

継続して力にする成長マインドセットの子供たち

彼らは失敗していることにさえ、全く気づいていなかった。楽観主義とも合わさって、80%以上が困難なタスクに対し、最初のやる気を維持するか、取り組みを改善しようとした。そして全体の4分の1が実際に改善した。困難なタスクに対し、より洗練された方法を自分たちで考えていた。一部の子供たちはその年齢の理解力を上回る問題まで解決していた。

 

ドウェックは元々、能力に差がない子供たちを選んでいた。グループに分けた後、どちらもやる気を出すように配慮した。事前に子供たち自身に好きなおもちゃを選ばせ、あとであげると約束した。それでも最後まで頑張り抜く子と難しくなると嫌になってしまう子に分かれた。マインドセットはそれほど重要で、これだけの差が出たということはほぼ間違いのない事実。

 

これっておもちゃをあげると言わなかったらどうなっていたんでしょうね。

 

ちなみに他にも小学生くらいを対象にしたドウェックの実験は、ほぼ同じでした。

 

大学生でも!?

1997年、香港大学(講義は全て英語で行われる)の新入生を対象に行われた研究では、ドウェックらは英語が得意でない学生を特定し、アンケートを実施して、硬直マインドセットのグループと成長マインドセットのグループに分けた。

 

そして、学生たちに語学の補習講義を受けるかを尋ねたところ、硬直マインドセットの学生はきっぱり断った。完璧な英語を話す、何も学ぶ必要がない学生たちと同じように、彼らは補習講義に関心を示さなかった。硬直した気構えの学生は失敗の可能性を恐れ、避けてしまった。

 

一方で、成長マインドセットの学生たちは高い関心を示した。

 

硬直マインドセットでいると、能力がないのに、能力を高められるチャンスをみすみす逃しまうてのですね。

 

こう考えますと、失敗は一時の恥であっても、その先は大きく変わっていくということで成長マインドセットの方が長期的に見た時には返ってくるものは大きいです。

 

それに前にも言いましたが、失敗をしても大して人は見ていません。

 

継続を力に変えるには失敗に着目!

心理学者、ジェファニー・マンジェルズとキャサリン・グッドは、コロンビア大学の脳科学研究室で実験を行った。硬直マインドセットの学生と成長マインドセットの学生を集め、脳波モニターにつなぎ、文学、歴史、音楽、美術に関する一般教養テストを受けさせた。

 

テスト終了後、回答のせい人間違った問題の正解を各学生に伝えた。

 

硬直マインドセットの学生は、どの問題を正解し、その問題を念入りに確認したが、間違った問題の正解を伝える時は興味を示さなかった。

 

一方、成長マインドセットの学生は、間違った問題の正解に熱心に耳を傾けていた。

 

もちろん、評価も気にしていたが、次は間違わないようにするために彼らは指導を求めていた。

 

そして、再テストをしたところ、成長マインドセットの学生は硬直マインドセットの学生より優れた成績を収めた。(1)

 

成長マインドセットの人は「失敗」を「学習」と、とらえるので結果的に成長していくんです。

 

成長マインドセット企業と硬直マインドセット企業

ある2人の心理学者が「フォーチュン1000」にランクインした7社の社員を対象に、広範なアンケートを行い、各企業のマインドセットを調査。

 

その結果、硬直マインドセットの企業で働く社員たちはミスや避難を恐れており、社内ではミスの報告があまりないと感じていた。

 

また、「この会社では、他の社員を出し抜く行為や作業の手抜きが頻繁に行われている」「この会社では、しばしば情報が隠蔽されている」という傾向がった。

 

一歩、成長マインドセット企業は誠実で協力的な組織文化が浸透して、ミスによる反応は健全だった。

 

この会社の傾向としては、「リスクを冒すことに純粋に奨励して、失敗しても非難されない」「この会社にとって、失敗は学習機能であり、それがいずれ付加価値となるととらえている」「この会社では革新的に考えることが奨励され、想像力が歓迎されている」ということ。

 

大成功を収めた企業文化ははぼ成長マインドセットと同じ。

 

「社内で不正や非倫理的な行為が見られるか」という問いに対して、「いいえ」と答えた社員は、成長マインドセットの企業の方が硬直マインドセットの企業より41%多かった。

 

ちょっと一言

ドウェックが「最初に持って生まれた才能、適性、関心、気性が異なっていても、誰もが努力と経験で変わったり成長できたりする」と言っているように人は千差万別です。

 

才能があっても開花させるには努力が必要ですし、その人にどんな才能があるかなんて誰にも分りません。

 

だから楽しいと思うことにどんどんチャレンジしていくことで見つけられる可能性は高まっていきますし、寄り道しても、それが能力を発揮させるためのきっかけにだってなるのです。

 

ちなみに好きなことがわからんという方は、

好きなことの見つけ方!

趣味がない!?つまらないし、ストレスになるなら趣味探しの方法を!

を参考にしてください。

 

そして、常に物事を楽しむためには、「継続は力なり」という成長マインドセットでいることをお忘れなく!

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。他には、どんどん新しいことを知って挑戦していくことと、そんな人が好きです!

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