今回は、子供の脳にとって親が子供にしてあげた方が良いことについてです。
この記事を読んでいて、子供がいる方なら実践していただくといいんじゃないかなと思います。
だからといって、そんなに難しいことではありません。
で、一体どういう能力が上がるかというと、言語能力と記憶力です。
これをするには、別に塾などに行かせなくたって、親が子供にちょっとしたことをやってあげればいいのです。
親が子供にした方が良い2つのこと!
ペンシルベニア大学のマーサ・ファラーたちは、親の行動が子供の脳に影響を与えることについて認知神経科学的に調べた。(1)(2)
ちなみに、認知神経科学では、高度な精神機能を5つの異なるシステムに分け、その5つがそれぞれの脳の異なる部位に対応すると考えられた。
神経科学者たちは、。この5つのシステムの強度を測定するテストを開発していた。
研究者たちは、フィラデルフィアとニューヨーク市の複数のグループの子どもたちを対象に、そのテストを実施した。
その結果、中流階級の子どもたちの方が貧困層の子どもたちよりも、テスト全般の平均点が高かった。
特に、貧困層の子どもたちの得点が際立って低い項目が4つあった。
それは言語、長期記憶、ワーキングメモリ(大量の情報を一時的に記憶して利用する能力)、認知能力(すぐにわかる、けれども間違っているかもしれないからその答えにすぐに飛びつかずに意外な答えを見つける能力)だった。
そして、研究者たちはHOMEというシステムのデータを2つのカテゴリーに分類した。
一つは、「母親が正しい文法をと発音で話している」「子供が色を学ぶように促されている」など、認知能力を伸ばす刺激に関する測定結果を集めたもの。
もう一つは、「母親が1日10~15分子供をしっかり抱きしめる」「この1週間の間に親が2回以上子供に腹を立てていない」など”社会的配慮/愛情表現”に関する結果をまとめたものだった。
その後、研究者たちは各家庭のHOMEのスコアと、子どもたちを対象に実施した様々な神経科学のテストの得点を比較した。
その結果、親の行動が子供の脳のどのシステムに影響を与えるかがわかった。
子供の言語テストの得点は、親が与える認知能力への刺激から予測することができた。
また、子供の記憶テストの得点は、社会的配慮/愛情表現から予測することができた。
つまり、愛情たっぷりだがそれほど教育熱心ではない親に育てられた子供は、記憶テストはよくできるが、言語テストの得点は低かった。
逆に、頭は良いが冷淡な親に育てられ、本はたくさんかい与えられたが愛情があまり注いでもらえなかったた子供は、記憶テストはよくできたが、記憶テストの得点は低かった。
ちょっと一言
つまり、日常生活の中で、愛情を注ぎ、たくさん話しかけたり、たくさん本を読ませてあげたりすればいいのです。
そうすれば、少なくとも、記憶力と言語能力は伸びるはずです。
後は、子供が何かしてもすぐカッとして怒らないことも大事なことです。
僕自身、子供の頃は日常的になんか怒られていた気がします。
だから、勉強が大嫌いだったのかもしれません。
まぁ、今となっては単なる言い訳なのかもと自分ではおもいます。
もちろん、色んな可能性があると思いますが、一応科学が出した答えなので、試してみる価値はあろうかと思います。
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