幸せそうに見える人ってどんなイメージですか。
お金を持っていて、しょっちゅういろんな場所に出かけたり、パーティをしたり・・・と。
でも、心理学的には全くそんなことないのです。
お金がなくても、しょっちゅう出かけなくても、幸せな人は全然別の特徴を持っているのです。
最も幸せな人たち!
カリフォルニア大学のソニア・リュボミアスキーたちは、学生たちにおいそうなデザートの中から一つを選んでもらった。(1)
その結果、自分が幸せである学生ほど、選ばなかった選択肢について評価を下げることは少なかった。
別の実験でも、高校3年生が翌年の入学を許可された大学について評価してもらったが、結果は同様だった。
そして、この2つの被験者の中で最も幸せな人たちは、ブラックフォレストケーキを味わいながらも、リンツァートルテ(明日食べることにするかもしれない)が少し古くなってあまりおいしそうに見えないと決めつけることはなかった。
また、スワスモア大学やコロンビア大学や州立大学に進学することを楽しみにしながらも、進学しないことに決めた大学を悪く言うことはなかったし、これらの大学を選んだ同級生を避けることもなかった。
ただし、この実験に参加した幸せな高校3年生は、自分を拒絶した大学を悪く言うことをためらわなかった(自分から拒否した大学については悪く言う必要を感じなかったが)。
実際は、あまり幸せでない生徒たちより、もっと悪く言っていた。
おどろきですよね。
でも、幸せな人は自分の感情を素直に言うのかなっていう気もしますけど。
あと、最も幸せな人たちって何かを決めつけたりしないのですね。
幸せな人は他人と比べない!
別の実験では、子供たちに算数を教えるように求められた被験者たちが、教え方が「上出来」だと褒められるフィードバックを与えられた。(2)
ただし、そうしたフィードバックだけが与えられた被験者たちと、これに加えて他の被験者たちの方がもっとうまかったという情報を与えられた被験者に分けた。
その結果、他者のフィードバックを聞かされた時に、自分自身が比較的不幸せだと評価した場合には、自分がしたことの喜びが大いに減少したが、自分自身を幸せだと評価した場合には全く減少しなかった。
比べない人は幸せだっていうことですね。
幸せな退役軍人たち!
IDCヘルズリヤのヴァ―ダ・リバーマンたちは、イスラエルの退役軍人たちに現役時代の良かった時期と悪かった時期について考えるように求めた。(3)
すると、幸せな退役軍人たちは、そうでない人たちよりも、良かった時期の記憶が今でも幸せをもたらす源であると見なす傾向が強く、現在と当時の「古き良き日々」を比較する傾向はあまり見られなかった。
また、幸せな退役軍人たちは、軍人時代の最悪の体験の記憶を今もなお心に負担を与えるものや不幸の源であるとして扱う傾向はなかった。
良かったことは幸せな気分にさせてくれ、悪かったことについては記憶はあるものの、それがネガティブな方向に働かないのですね。
そして、過去と現在を比べることもないみたいですね。
ちょっと一言
幸せな人の特徴がわかったと思います。
幸せだから人と比べないのか、人と比べないから幸せなのかはわかりませんが。
でも、素直に今を楽しんでいれば、過去や周りと比べることはないと思います。
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