みなさんは、ペットを飼われていている人にどんなイメージを持っていますか。
「心のやさしい人」とか「人の気持ちがわかる人」みたいな感じでしょうか。
いずれにしてもポジティブなイメージを持っていると思います。
実際にその通りでペットには、人間に様々な恩恵を与えてくれます。
では、どういうものなのかを見ていきましょう。
ペットを飼うメリット、効果Ⅰ
ブレとリアの生命科学研究所のヨハネス・オ-デンダールとR・A・マインチーズは人がいぬと触れ合うことで安らぎと喜びの化学物質(エンドルフィン、オキシトシン、ドーパミン)、コルチゾール(ストレスホルモン)などの何種類かの化学物質の血中濃度を測定した。(1)
被験者たちには、犬とじゃれ合って遊んでもらい、その前後で血液検査をした。
また、自分の飼っている犬を撫でた場合、見知らぬ犬を撫でた場合、そして、静かに座って本を読んだ場合の神経化学物質を比較した。
その結果、人でも犬でも、じゃれ合った5~24分後に喜びの化学物質が上昇した。
人のオキシトシンは、見知らぬ犬よりも自分の飼い犬と交流した時の方が、より上昇した。
この理由は、親しい相手と交流することがオキシトシンをもっとも上昇させる要因の一つと考えられていることと一致した。
さらに、犬と遊ぶことで人間のコルチゾール濃度は低下した。
ところが、犬のコルチゾール濃度には変化がなかった。
こういう科学的なプロセスがあったから、人も犬もお互いに共存できたのかもしれません。
ペットを飼うメリット、効果Ⅱ
また、別の研究では、ペットを飼う人は心臓病を患う確率が低く、仮に患ったとしても、心臓発作を切り抜けて生き残る可能性が高いこと、また最愛の人を無くした時でも比較的立ち直りやすく、全般的に幸福感が強いことがわかった。(2)
こういうことを知ると、ペットを飼ってみようかなという気になりますよね。
結構色んな恩恵をもたらしてくれるので。
ペットを飼うメリット、効果Ⅲ
ニューヨーク州立大学の研究では、自宅及び研究室で複雑な数学の問題に取り組んだ時の女子学生の血圧を測定した。(3)
一つのグループは犬を傍らにして、もう一つのグループは女友達がいる状態で解いてもらった。
もちろん、研究室の方がストレスは強かったが、自宅の実験では、研究者がそばにいる時よりも、女友達が肩越しにに覗き込んでいる方がストレスは強かった。
これは、ピア・プレッシャー(仲間からの圧力)と呼ばれるもの。
そして、犬をそばにして数学の問題を解いたグループは最もストレスが低いことがわかった。
へー、こう考えると、リラックスしたいときはペットといた方が良いみたいですね。
ちなみに、猫も同じような恩恵を与えてくれます。
まぁ、ペットは何かできなくても咎めたりしませんし、触り心地も良いので、安心感を与えてくれるおかげかもしれませんね。
まぁ、ペットが変えなくても、最近では、猫カフェみたいに動物と触れ合えるような場所がたくさんあるので、そういう場所に出かけるのもいいと思います。
ちょっと一言
ペットといると、ストレスが減ったり、病気になりにくく、幸福感が強く、大切な人を無くした時でも、早く立ち直れることがわかりました。
立ち直る力は生きていく上で重要な力です。
心理学では、レジリエンスと言います。
これは、心が折れそうになった時に、元に戻す力です。
レジリエンスを鍛えるには、うまくいったときではなく、何かを失敗、うまくいかなかったことから立ち直れたことを数字で記録したり、具体的どうやってそれを乗り越えたかをメモしておくことです。
そうすると、失敗しても自信がつき、すぐに次に進むことができます。
話はそれましたが、そういうのが、面倒くさいと思う方は、ペットを飼ったり触れあってみてください。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
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