「直感」って聞くと、鋭い人とそうではない人がいるような気がいませんか。
しかし、直感という能力は、誰にでもあるのです。
では、なぜよく当たる人とそうではない人に分かれるのでしょうか。
それは状況によるからです。
状況によって、直感を使うかどうかを決めればいいのです。
直感が正しい時!
ミシガン大学の心理学者、ティモシー・ウィルソンは、美術作品に対するる態度により、直感が正しいか検証した。(1)
参加者の一部には、5つの美術ポスターの好き嫌いの理由を事細かに分析してもらった。
別の参加者たちには、特に指示は出さなかった。
その後、全ての参加者が家に持って帰るポスターを1枚選んだ。
2週間後、研究者たちは参加者たちに電話をかけ、彼らが選んだポスターんびどれだけ満足しているか尋ねた。
その結果、理由を挙げず、おそらく分析などせずに直感で選んだ参加者の方が、理由を列挙した参加者よりも、ポスターにより満足していた。
やっぱり直感って正しいのですね。
直感というのは、充分な情報がある前提により脳が無意識に一番良い選択をするのです。
ですので、かえってあれこれ分析した選択してはいけないということです。
さらに直感は、うまく説明できない時でも信頼した方がうまくいくことが多いようです。
ですが、何でもかんでも直感に頼ってはいけないこともあるそうです。
それは理由を分析するトピックに対してかなり知識がある人は例外なようです。
直感に頼らない方が良い時!
先の研究と同じように、美術に詳しい参加者は、その時の感情に合致した理由を列挙する傾向があった。
その結果、この群では理由を列挙したことで態度が変化することはなかった。
逆に知識のない人たちは元々の感情と合致しない理由を思いつきやすくどのように感じているのかについてのストーリーを修正してしまうのです。
だから知識のない人は直感に頼った方が良いということがいえますね。
ちょっと一言
直感に頼った方が良い時は、情報はある程度あるけど知識がない場合、それに頼るとその後の満足度が高いことがわかりました。
一方で知識がある時は、直感に頼らず、その時の感情によく合致した理由を挙げられ、その後も態度は一貫していたので不満を持つことはありませんでした。
つまり、自分にその分野がない時は直感に頼り、知識がある時は直感に頼らず分析をした方が良いということです。
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