誰でも長生きしたいなんて思ったりします。
ですが、長生きするにはどうしたらいいんでしょうかね。
それは過去の長生きしたと特徴を見れば、わかるはずです。
その特徴は、ポジティブ感情を持っている人で、さらに風邪を悪化させにくいんです。
ポジティブな人は風邪をこじらせにくい!
カーネギーメロン大学の健康心理学者、シェルドン・コーエンは、幸福感が健康に与えている影響について研究した。
この研究には、18歳から55歳までの334人の人に参加してもらった。
3週間にわたり、1日に1度、研究者が彼らに電話をかけてその瞬間の感情について聞いた。
具体的には9つのプラス感情を表す形容詞(幸せ、明るい、穏やか、安心、元気など)と、9つのマイナス感情を表す形容詞(悲しい、鬱っぽい、イライラする、敵意を持っているなど)を用意して、それにどのくらい当てはまるかを聞いた。
この3週間にわたる気分評価が終わると、被験者はコーエンの研究室に行き、一般的な風邪の原因になるウィルスの点滴を受けた。
その後5日間、被験者は隔離されて研究室の中で生活し、本を読んだり、映画を観たり、食事をしたりして時間を過ごした。
そして、時々研究者が風邪をひいているか調べにきて、もし風邪をひいていたら、どの程度の風邪であるかを調査した。
この度合いは、鼻詰まりの具合、鼻に噴射されたある色素が、のどの後ろにつくまでどのくらい時間がかかるかということと、被験者が使用したティッシュの重さで評価した。
この実験では、プラスの感情が非常に高い人は非常に低い人よりも3倍も風邪を悪化しにくいということがわかった。
さらに研究者は、人とたくさん関わりを持っている人は風邪をこじらせにくことも発見した。
被験者の元々の免疫力、つまり実験が始まる時点で風邪のウィルスの抗体を持っているかどうかを考慮しても、この関係性に変わりはなかった。
また、プラスの感情が非常に高かった人は病気がどれくらい深刻かによらず、症状を軽めに申告していた。
つまり、もし2人の人が、同じくらいひどい風邪をひいていたら、プラスの感情が非常に強い人の方が症状を軽めに報告し、悲しみが強い人、機嫌が悪い人の方が症状を重めに報告した。
ただ、注意したいのは、ポジティブな感情が強い人は客観的に良いとは言えない状態にあっても、良さそうに聞こえる自己申告をしやすいのです。
このずれをそのまま聞くわけには行かいので、研究者は、鼻づまり具合という客観的な指標を用意していたのがポイント。
でもポジティブな人って風邪をこじらせにくいのでその分、長生きする可能性も高まりますよね。
長生きする人はポジティブ感情が多い人!
ケンタッキー大学のデビッド・スノードンらは、ノートルダム修道院の修道女によって書かれた日記や手紙、また自伝的なものを手に入れて、それらを解析した。
彼女たちは、修道院長に自伝を書くように勧められていた。
1930年代に書かれた180にも及ぶ自伝が残っていた。
研究者たちは、それらの感情にまつわるすべての単語を、「プラス」「マイナス」どちらでもない」の3つに分類して解析をした。
結果、プラスの感情を表す単語や文章の頻度を計算したところ、自伝の中にプラスの感情を表すそれらが多く出てきた人ほど、60年後に生きている確率が高かった。
ただし、マイナスの感情が多かったからといって、早いうちに亡くなる確率が高くなるわけではなかった。
大事なのは、マイナス感情が少ないことではなくて、プラスの感情があることが長生きにつながるんですね。
ちょっと一言
ポジティブ感情を持っている人はそうでない人と比べ、同じように風邪は引くが、こじらせにくいことがわかりました。
そして、ポジティブ感情を持っている人は長生きすることもわかりました。
ですが、ネガティブな感情を持っている人がはやくになくなるかと言えば、そうではありません。
ポジティブ感情を持つには、笑ったり、運動したり、ユーモアのセンスが大事です。
くすっと笑えるくらいのやつで十分です。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
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