今回は、問題解決をしやすくする方法です。
で、集中力って大事だと言われますが、創造性を発揮したいときには返って邪魔になります。
多分みなさんも経験があるのではないかと思いますが、自分の問題ってなかなか解決できないのに、なぜか他人の問題ならすぐ良いアイデアが出たことがあるかと思います。
それは心理的な距離が関係しているようなのです。
他者視点でものごとを見ると!?
これから紹介する問題を解こうとして、答えがわからず苦しんでいた人がいたとしよう。(1)
一人の囚人が塔からの脱出を試みた。独房で1本のロープを見つけたが、安全に地面に降りるには長さが半分足りなかった。だが、彼はロープを半分にして結び見事に脱出に成功した。
彼はどうやったのか?
ニューヨーク大学のエヴァン・ポルマンたちは、他者の決定が自己の決定よりも創造的な解決策を生み出すかどうか、そして解釈レベルがこの関係を説明できるかどうかを調査した。
研究者たちは、この問題を137人の学生に出題した。
半数の学生には、塔に捉われた囚人になったつもりで答えを考えるように告げた。
そして、残りの半数の学生には、自分以外の誰かが島に捉われているところを想像するように告げた。
つまり、塔から脱出しようとしている人を手伝う方法を考えるということ。
その結果、本人視点で考えた学生の正答率は48%だったのに対して、他者視点で考えた学生の約3分の2が正かいた。
これらの調査結果は、人々が自分よりも他者に対してより創造的であり、他の意思決定に光を当てていることを示した。
この理由として、人は問題に集中しすぎてしまうと、具体的に考えようとし細部にとらわれがちになるからです。
場合によっては無関係なものに注目してしまうことだってあり得ます。
一方で、心理的な距離をとることで、抽象的に問題を捉えられるようになるり、問題を分解して考えるようになります。
このように大局的に物事をを捉える考え方ができると、常識にとらわれな解決策を思いつきやすくなります。
ちなみに、この問題の正解は、ロープを立てに割いて橋と端を結ぶ、でした。
こうすれば、地面に安全に降りることができます。
ちょっと一言
僕は、こういう問題にめっぽう弱いんですよね。
そもそも塔から地面の長さはどのくらいあるの?とか考えて、場合によっては余った長さは飛び降りてもいいかと思いました。
それに、答えを知ってもなんか納得がいかないのです。
そんなにロープって簡単に割けるの?とか、強度は大丈夫なの?とか。
だから、いけないのかなっていう風に思います。
みなさんはいかがでしたか。
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