どんな目標達成でも直観力、分析力や問題解決能力、そして閃きなどが必要になってきます。
それを効率よく解決していくのが睡眠です。
逆に睡眠不足だと他のどんなテクニックを使おうが、なかなか目標を達成することは難しいと言えます。
閃くために基本は睡眠がカギに!?
ドイツのリューベックで、ワーグナーらの科学者たち5人が数学の問題を解くのに、睡眠がもたらす効果を実験した。(1)
100人の被験者を5つのグループに分け、そのうちの3つのグループは、全員が同じ種類の数学の問題を解くために事前に訓練をした。
教えられた簡単な法則に従って、与えられた数字を別の数字に変換するというもの。
そして訓練後、グループごとに異なるパターンで、8時間の休憩をとった。
第一グループは夜に課題訓練を行った後で睡眠をとるが、第二グループは夜の課題訓練後、眠らずに8時間の休息をとった。
そして第三グループは、午前中に課題訓練を行い、日中に起きたまま休息をとった。
その後、各グループには、10問の課題が与えられた。
問題には一定のパターンがあり、一度それにさえ気づけば、即座に解答ができる。
つまり、被験者がそのパターンに気付いたかどうか、また気付いたのであればどの時点で気づいたのかが判定可能になる。
結果は、夜に寝たグループは13人、徹夜したグループは5人、日中起きていたグループも5人がそれぞれのパターンに気付いた。
研究者は、「睡眠をとったグループは、睡眠中に脳内でパターンが結び付いたもの」と結論付けた。
続いて、訓練によって実力がつくことを裏付けるために、第四グループには、訓練なしで夜にしっかり睡眠をとらせ、翌朝に課題を与え、第五グループには訓練なしで夜に問題を解かせた。
その結果、両グループとも全くパターンに気付かなかった。
この結果から研究者たちは、「解答を導くための必要な情報が、睡眠をとったグループの被験者の脳内に訓練中に取り込まれ、寝ている間にその情報が新たに融合した」と結論付けた。
さらにリュ-ベック大学の研究者は、「睡眠をとったグループの被験者たちはパターンがあるとは気づかず、眠りに就いていた」と指摘。
ようは、課題があって、その課題を事前に解く訓練をして眠ると、朝には問題が解きやすくなるということですね。
心理学者のゲーリー・クラインは、「目標を設定してから達成に向けた行動を計画することはない。むしろ、目標設定と行動計画は同時に考えてる」と言っている。
ゲーリーのsources of powerという本の中で、
「問題解決のカギは達成可能かどうかを察知する能力にある。その能力を発揮するためには、経験に基づいてその問題を解決できるかどうかを判断できる能力がなければならない。我々は経験上、問題解決のチャンスがあることを認識している。問題解決のチャンス到来を察知すると、人は達成可能な目標を設定し、そのチャンスを有効活用する方法を模索するのだ」と。
そうなんです、どういうわけだか新年の目標って無茶な目標を立てしまいがちですが、大事なのはまず、自分のレベルに合わせた目標設定(問題解決が達成可能かどうかを知ること)が大事なんですよね。
ちょっと一言
今回は数学の問題でしたが、睡眠をとると2倍以上問題が解きやすくなることがわかりましたね。
もちろん、事前に訓練を積んだうえでです。
どんな新年の抱負、目標だろうが、問題解決能力や直感というものは大事になってきます。
まずは、自分のレベルに合わせた目標を設定し、訓練を積み、睡眠をとれば、頭の中で整理がされるので徐々にレベルアップしていくはずです。
具体的にどうすればいいのかというのは「成功するために」という記事で科学的根拠に基づいた目標達成方法について、たくさん書いていますのでそちらを参考にしてください。
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