今回は、医師による診断をより正確にする方法です。
まぁ、普通の人は診断なんかしないので必要ないかと思いますが、考え方として身に付けておく分にはあった方が良いと思います。
というのも、どんな人でも困った時により良いアイデアがほしくなるはずです。
その時に、これから紹介する方法を知っておくだけで、だいぶ変わると思います。
直感と熟慮という2つの思考法で!?
ロッテルダム医学教育研究所のシルビア・マメデたちは、医師の誤診を減らすために、思考スタイルを変えて診断をさせるという実験を行った。(1)
研究者は医師たちに、直感と熟慮という2つの思考を組み合わせて診断する時に考えてもらった。
具体的には、直感的反応をできるだけ素早くノートに書き留め、その上で直感的反応を比較検討したり、それを別の仮説と比較してもらった。
その結果、このシンプルな方法を取り入れるだけで、医師の診断の正確性を最大で40%も高めることができた。
また、医師に最初の仮説を見直すように求めるだけで(データを見直せ、新しいアイデアを考えろといった詳細な指示はしない)、正確性は10%も向上した。
たったこういうことをするだけで、これだけ改善できればやった方が良いですよね。
研究者は、「患者の容姿、財力の有無、医師の話に口を挟むか、時間的プレッシャーなど直感に及ぼす要因はたくさんある。だが内省的思考をを実践すれば、医師は一歩距離を置いて状況を見られるようになる」と説明。
じゃあ、最初から熟慮すればいいじゃんと思われた方もいるかもしれませんが、そうすると、今度は自らの経験を参考にすることができなくなり、どうでもいい情報に結構振り回されてしまうみたいです。
ちょっと一言
だから、直感と熟慮の2つが大事なんですよね。
今回の実験では、医師を対象にしたものですが、問題解決やアイデアを出したいという方にも使えます。
しかも、ただのアイデアを出す方法ではなく、より正確になるので同じような間違いをしにくかったりするのかなと思います。
まぁ、アイデアって何でも必要なので、この思考法を身につけておくだけで余計な時間を省くことができたりするかもしれません。
お試しあれ。
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良かったらチェックしてみてください。
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