みなさんは仕事を選ぶ時、簡単な方と難しい方、どちらを選びますか。
多分、ほとんどの人は簡単な仕事を選ぶのではないでしょうか。
でも、その仕事で多くのことを学びたいなら、少しでも難しいことにチャレンジすることをおススメします。
難しいことにも挑戦した方が結果的に・・・
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのミハエラ・スタンたちは、116の病院・診療所を対象に、1991年から2006年までの間に30万人の女性を治療した医師たちのデータを集めた。(1)
その上で病院と医師を、「簡単な患者だけ治療した」グループと」、「難しい患者も受け入れた」グループに分けた。
当然、おもに簡単な患者を治療した医師は成功率が10%高く、病院に来る患者も多かった。
ところが、時間が経つにつれ、難しい患者を治療した医師のスキルが伸びていった。
開業してから患者が100人になるまでには、容易な患者だけを診ていた医師の成功率が高かった。
しかし、100人を超えると、難しい患者を治療してきた医師は、学んできたことで得られたメリットが功を奏するようになり、徐々に差を詰めていった。
そして、400人になると、「容易な患者」の医師の成功率を抜いて3.3%高くなり、しかも学習は継続していた。
調査の対象となった医師の一人は、「病理が複雑な、難しい患者を受け持つときはやり方を変え、要因を考え、、新しいことを付け加えたり、投薬量や順序を調節したりします。そのおかげで、容易な患者の時も、手順を色々考えるようになります。難しい患者で学んだことを簡単な患者にも応用するわけです」とコメント。
個人的には、難しいことに挑戦する人の方が魅力的に見えますし、スキルなどが上達していくのも当然ですよね。
ちょっと一言
これって、「1万時間の法則」を提唱したアンダー・エリクソンの限界練習と同じですよね。
1万時間の法則って、単に1万時間練習すれば一流になれるというわけではなく、常に自分の少し限界を超えていけるような練習をしないと、いつまでたっても成長できないということです。
まぁ、当たり前の話ですが。
病院にかかる時は色んな事を試してくれる先生に診てもらうのが科学的には正しいので、適当に「様子を見ましょう」なんていう先生は避けた方が良いと思います。
また、これはどんな仕事や練習でも同じことが言えるので、自分なりにちょっとずつ工夫をしてみるのが良いかなと思います。
ちなみに、毎日2回人生に役立つ言葉をツイッターでつぶやいています。
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