みなさんは今学校で勉強したことをどれくらい思い出せますか。
多分、ほとんどの思い出せないのではないでしょうか。
「あんなに苦労して覚えた公式」「毎日のようにフラッシュカードを持って英単語とにらめっこ」
でも、今となっては記憶が断片的だったりしてあの苦労は一体何だったんだと思っているはずです。
でも、大人になってからだって勉強はするはずです。
そういうことを繰り返さないための方法を今回は紹介します。
1回思い出しておくだけで劇的な記憶力に!?
ウェスリアン大学のバリー・ハーリックたちは、長時間開け同じ単語を練習することで記憶の定着につながるかどうかを調べた。(1)
まず、被験者35を2つのグループに分けた。
一方は50の英語とスペイン語の単語ペアを学習してすぐにテストを受けてもらい、もう一方は同じように学習しテストは1か月後にテストを受けてもらった。
その後、両グループにはその後8年間勉強しないでもらった。
そして、8年後にもう一度テストした。
その結果、1か月後にテストしたグループは何もしなかったグループよりも覚えていた単語が2.5倍以上だった。
この現象が起きる理由は、学習して間隔を空けると思いだそうとする「大変さ」が生じるからです。
この苦労が記憶にとって良い効果をもたらしてくれるのです。
たった15秒違うことをしただけで!?
アイオワ州立大学のラリー・ジャコビーたちは、短い時間でも間隔を空ければ記憶の定着に有効なのかを調べた。(2)
研究者たちは被験者たちに単語を読み聞かせ、その後覚えている単語を言ってもらった。
被験者たちは3つのグループに分けられた。
・すぐに言ってもらったグループ
・15秒間の練習時間をおいて言ってもらったグループ
・練習させないために15秒間、簡単な計算をしてから言ってもらったグループ
その結果、最も言えたのはすぐに言ったグループ、次が15秒の練習時間をとったグループ、最下位が計算をしたグループだった。
ところが、テストが全員終わったと思ったところで、抜き打ちテストを実施した。
研究者たちは、リストの中で覚えている単語をすべて書き出しなさいという指示を出した。
その結果、最下位だったグループが反対に1位になっていた。
そのグループは単語を忘れないようにしようと苦労したことで、短期的な情報を長期的な記憶に送ることができた。
すぐに練習したグループとすぐに復唱したグループは、抜き打ちテストではほとんど何も答えられなかった。
ちょっと一言
こう考えますと、授業中に何度も英文を読ませたりするよりは、バンバン小テストをやってあげるだけで平均点は結構上がるのではないかと思いました。
まぁ、そうはいっても学校の体制や先生のやり方が変わるわけがないので、みなさんは独自でノートや教科書をランダムで思い出す訓練をするだけで同じ効果が得られますので、試しにやってみてください。
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