学習

学校の始業時間は早い!?登校時間が遅い高校は25%も成績が良くなる!

投稿日:2017年8月9日 更新日:


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高校生くらいの時は、朝起きるのが辛かったです。

 

できれば1日寝ていたいという勢いでした。

 

そして、それを証明してくれる研究が。

 

過去10年間で行われた多くの研究が、思春期の睡眠と学習に大きく関わっているそうで。(1)

 

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朝の時間に縛られることはない

その中の実験で、ミネソタ州のミネアポリスとイーダイナの7000人の高校生を対象に高校の始業時間を7時半から8時40分に遅らせた。

 

すると、有意な変化が見られ、始業時間を変更しなかった高校生に比べ、睡眠時間が長くなり、成績が良くなり、鬱になるケースが減った。

 

他にもケンタッキー州ジェサミン群の高校で、始業時間を遅らせたところ、出席率だけではなく、標準テストの点数まで上がった。

 

また、同州のファイエット群でも同じことをしたところ、交通事故に巻き込まれる生徒が大幅に減った。ちなみに州全体では増えていた。

 

コンコード・アカデミーでは、試験の開始時間を午前8時から10時に変更したところ、試験の点数が上がり、その後も遅らせることを決定。

 

こういう科学の発見が望ましい成果を上げている一方で、それを導入しようとする全米の大半の学校はそうしないみたいです。

 

教育委員会は部活ができなくなるうえ、教師、親にとっても都合が悪いと。

 

じゃあ、誰のための教育だよと、つっこみたくなるとこです。

 

しかし、ミネソタ大学の教育改善応用調査研究センターの調査によれば、イーダイナとミネアポリスの高校では、始業時間を遅らせても、他後の仕事や部活に影響は出なかったそうで。

スケジュールの調整は少し大変ですが、放課後の部活動の出席率は変わらず、十分な睡眠がとれているおかげで、運動選手の競技成績が上がった学校もあった。

 

他にも、同様の研究結果があります。

 

ザ・ホリー・クロス大学の研究者たちは、9000人の高校生を対象にし、始業時間を朝8時35分より遅くすると、成績が25%も上昇することを確認した。(2)

 

研究者たちは、「遅ければ遅いほど良い」とコメント。

 

こうやって始業時間を遅くしますと、遅刻や欠席、居眠りが減り、学生の気分と自己効力感(折れそうになる心を戻す力)が改善されます。

 

例えば、始業時間を朝7時半から8時にするよりは、8時半までずらした方が確実に良い結果が出るようです。(3)

 

結局、どっちとるって話ですよね。

教育に携わる人は若い方が良いです。

なぜなら、人間は年をとるほど、それまでのことを一貫したくなっちゃうんです。

 

よく昔は~~だったみたいなことを言う人。

これを一貫性バイアスなんて言います。

だから、年をとっている人が教育委員になるのはあまりよろしくなんじゃないでしょうかね。全員とは言いませんが。

 

忘れるためにも睡眠は必要

ワシントン大学の研究では、睡眠と学習の関係を逆の方向からどう影響するのかを調べた。学習が睡眠の必要性にどう影響を与えるかということ。

 

被験者は、ハエ。

 

若いハエを刺激の多い環境で育てると、どうなるかを観察。

 

ハエは人間と同様に、睡眠覚醒サイクルを持っている。

 

照明が明るい広い飼育ケースで若い仲間と一緒に育ったハエは、ニューロンの枝が増え、シナプスも増えていた。

 

そして、狭く孤独な環境で育ったハエよりも、睡眠時間が2,3時間長かった。

 

さらに、刺激の多い環境で1日を過ごしたハエの大きなシナプスが、睡眠後には、ほぼ元の大きさに戻った。

 

2万個あるハエのニューロンのうち、1日に学習したことを記憶するのに必要なニューロンはわずか16個だった。

 

一方、同じ環境で1日を過ごした後、眠らせてもらえなかったハエのシナプスは、大きく高密度のままだった。(4)

 

どうやら、学習の定着は、睡眠中に進むシナプスの刈込に関係あるそうで。

 

ハエの脳については知りませんが、人間も1日の記憶を睡眠中に海馬が必要な情報は記憶させ、いらない情報は捨てるという作業をしています。

 

ハエも人間も記憶できる容量は限られているので、忘れるためにも睡眠は大事っていうことが言えますよね。

 

その他にも睡眠不足は身体的に不調になる!

睡眠不足は血糖調節を阻害し、肥満の言になる可能性がかなりあります。

 

日本、カナダ、オーストラリアの子供を対象にした研究では、夜の睡眠時間が8時間未満の子供は10時間以上眠る子供に比べて肥満率が300%も高かった。(5)

 

テキサス大学ヒューストン医療科学センターがヒューストンの10代の子供を対象にした研究では、睡眠時間が1時間短くなるごとに、肥満になる可能性が80%増えることがわかった。(6)

 

さらに、睡眠不足は免疫機能が抑えられてしまいます。(7)

 

それにより、多くの病気にかかりやすくなります。

 

また、ナチュラルキラー細胞も大幅に減少するので、アメリカがん協会は、夜の仕事を発がんの可能性があるものとしています。(8)

 

ちょっと一言

いかに睡眠が、学習のためにも必要かということでした。

 

学校の始業時間、試験時間を遅らせるだけで成績が上がり、鬱が減り、さらに交通事故まで減るということでした。

 

たったこれだけでこの成果が得られるなら、日本でも検証したらいいんじゃないんでしょうか。

 

高校生の時、必ず2時間くらい遅刻してくるやつがいましたが、科学的には、理にかなっていたということになりますね。

 

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【ヨースケ】

大学を出て多くの就職面接に失敗。そして、日本の企業には就職しないことを選択。好きなことの中の1つは読書。その知識をシェアしたいと思い、ブログを始めました。

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